らんまん第75話ネタバレ感想「トガクシソウ奇譚」

らんまん

前回、腹の内を割った講師・大窪(今野浩喜)と万太郎(神木隆之介)は年越しまで検証を続けとうとう土佐で見つけた植物が新種であることを証明しました。そして節分と共に石版印刷機を迎え入れた頃、大学では田邊教授(要潤)を震撼させる事件が起こるのです。

らんまん第75話ネタバレ感想「トガクシソウ奇譚」

前回、講師・大窪(今野浩喜)と腹を割った話ができた万太郎(神木隆之介)は二人で協力し土佐で発見した植物が新種であるかの研究を始めました。大学との共同研究にするため、徳永助教授(田中哲司)は田邊教授(要潤)の反対を押し切り、年明けも忘れるほど研究にのめりこんだ二人はとうとうそれが新種であることを証明するのです。そして節分を迎えると同時に念願の石版印刷機が届いた槙野家、今は順風満帆といった感じでした。

長屋の人々の協力を得て石版印刷機は無事設置出来ました。寿恵子(浜辺美波)は石版に書き損じたら一からやり直しだときいてその大変さに驚愕します。
万太郎は日本植物誌の巻頭を土佐の植物にすると決めていました。採取してからずっと温めていた植物たちそれをとうとう発表することができるのです。それは新種の研究と並行して行っていました。大窪との研究で発表する新種には日本人が日本の雑誌で始めて発表するので「ヤマトグサ」と名付けたいと告げ、大窪も了承しました。二人にとって栄えあるものでした。

一方、寿恵子は出版の為の版元が先払いしろと言ってきたこともあって、金策に奔走していました。かつて舞踏練習会で着ていた白いドレス、あれを質屋にいれるのです。質屋・中尾(小倉久寛)には安い価格で質入れされましたが換金にはほかにあてがありません。
そこに隼人の妻・えい(成海璃子)が訪れ、事情を知ると、その日のうちに隼人と訪れました。隼人は最初にあったときに言いがかりのように搾取した100円を返しに来ました。あの時、万太郎に救われたからそのお返しだと。金策に戸惑う寿恵子にとっては渡りに船でした。

大学ではとうとう新種の発表を載せた雑誌が完成しました。日本人が初めて学名を付けた「heligonum japonicum Okubo et Makino(ヤマトグサ)」、万太郎と大窪の名前がのった植物学における歴史的な出来事でした。

そして同時期に、万太郎個人発行の日本植物志図譜も隼人が返した来たお金のおかげで無事発行できたのです。長屋の人々も大喜びでお祝いすることになるのですが、コメの匂いを嗅いだ瞬間寿恵子は吐き気を催し、女性たちはもしや…となるのです。

一方、田邊教授(要潤)の許には許しがたい報告がもたらされていました。伊藤孝光がイギリスの雑誌にトガクシソウを「Ranzania japonica (T.Itô ex Maxim.)」と名付け発表、そのため田邊教授の名前を冠した学名で発表できなくなってしまったのです。

帰宅した万太郎に寿恵子はどうでもよくないお話がありますと告げました。それは万太郎を喜ばせるもの、田邊教授とは明暗を分けた一日でした。

前回:らんまん第74話「意外な協力者」
次回:らんまん第76話「トガクシソウの結末」

らんまん第75話ネットの反応「順風満帆な万太郎と田邊教授の孤独」

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#らんまん そして、田邊教授の孤独と苦しみが、じわじわとインクの染みのように黒く広がっていく様が見ていて辛い…。誰がこの孤独を救ってあげられるんだろう。
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寿恵ちゃん、ご懐妊!
最後は静かなシーンだったけど、副音声ではこんな風に演出されていた。

(副音声)
万太郎の手を握る寿恵子。
二人の足元にたんぽぽの花。
寿恵子を見つめる万太郎の顔が輝く。

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倉木の武士道、しかと見届けたぜよ。
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うわー、ヤマトグサの学名こそが「オオクボ」という人が万太郎の共同研究者になるという、史実のネタバレだったんだ。だから登場時は敢えてそりが合わない人物にしたのか。#らんまん
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再投稿。佐渡のアオネバで見つけたヤマトグサ。
ホントに地味で小さくて通常なら見過ごしてしまうところ靴紐を直そうとしゃがんだ時に目の前にちょこんと現れた。なんじゃコレ。見れば見るほど不思議な形で忘れられない花となった。
#らんまん #ヤマトグサ
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早らんまんまとめ。
大窪さんの笑顔とか、寿恵子ちゃんの質入れ品とか、倉木さんからのロングパスとか、ラストの伝え方とか…

もうね、上質な映画を観た気持ちになる😭😭😭😭😭!
どうか拭くもの握りしめて待機!

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戸隠草はさ、経緯を考えると伊藤家のものだと思うのよ。最初に発見したのは孝光くんの叔父にあたる人らしいから。ユーシーも成果泥棒になるよりは良かったと思うよ。 #らんまん

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らんまん第75話ネタバレ感想考察「大窪さん史実の名前もじってないなと思っていたら」

今回、田邊教授からの妨害もなくとうとう日本人初の命名をした新種「ヤマトグサ」を発表出来ましたね!大窪さん、史実の大久保三郎と苗字は同じ読みだし下の名前はそのままだしなぜひねらないんだろうと思っていたら、万太郎と絡み、名づけや学名が出る登場人物は史実のままの確率が高いようです。

今回のトガクシソウの件で有名な「伊藤篤太郎は作中で伊藤孝光」で、作中に出る学名にも「Ranzania japonica (T.Itô ex Maxim.)」とされることから伊藤のままの姓を使ったかと思われます。
今回のヤマトグサも「Theligonum japonica Okubo et Makino」とあることから「大久保三郎は作中で大窪三郎」となっています。

しかし波多野や藤丸は苗字そのものも違っています。
波多野は二人の人物がモデルと思われます。染谷徳五郎と池野成一郎が合わさったものが「波多野泰久」で牧野富太郎と学名を発表していない為全く別の名前に。
藤丸もまた、田中延次郎と藤井健次郎の二人がモデルと思われ「藤丸次郎」となっています。

複数人合わさったモデルや学名を共同研究を行っても連名で発表していないキャラクターは苗字もかすらないのかもしれません。
「松村教授→徳永教授」「矢田部教授→田邊教授」などがその例です。これまで以上に苗字に注目しながら作品を見ると深読みができそうですね。次回も楽しみです。

次回:らんまん第76話「トガクシソウの結末」

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