らんまん第5話「母の為に」

らんまん

前回、体の弱さを理由に町の子どもたちと遊ぶことができなかった万太郎(森優理斗)は竹雄(井上涼太)と、姉・綾(太田結乃)に当たり散らしてしまいます。いじけて酒蔵に逃げ込んだ万太郎と追いかけた綾は女人禁制の酒蔵に入り、杜氏の寅松(嶋尾康史)や祖母・タキ(松坂慶子)に叱咤されてしまうのでした。女性を差別する理不尽に納得いかない万太郎は母に助けを求めるのですが、その母も容体が悪くなっていたのでした。

らんまん第5話ネタバレ、感想

前回、万太郎(森優理斗)は病床で生死の境をさまよう母・ヒサ(広末涼子)を元気づけようとヒサの好きなバイカオウレンの花を探しに部屋を抜け出しました。

神社の天狗がひょっとしたら出してくれるかもしれない、そう思って天狗を呼びましたが天狗は現れませんでした。
家では綾(太田結乃)が母・ヒサ(広末涼子)の部屋を覗き容体が安定しない様子に心を痛めていました。
そこに竹雄(井上涼太)が万太郎が抜け出したことを伝えに来ます。きっと神社に行ったんだと綾と竹雄は神社に向かいますが、そこに万太郎の姿はなく入ってはいけないとされていた神社裏の山奥に入ることにします。そこに万太郎の求めるものがあるからど。

 

道すがら、綾はふと万太郎への想いを口にします。万太郎はひ弱で頼りない、人にも迷惑をかける、自分と逆だったらと思うことが多々あった。自分が男だったら早く大きくなって峰屋を支えたのにと。
けれど違った、万太郎が杜氏らの前で礼儀正しく話し彼らを笑わせた姿をみて自分ではできない。万太郎は弱いが万太郎ではないと務まらないと思ったと。

 

日は徐々に暮れて雪もちらつき始めた頃、万太郎はようやく母の好きな花バイカオウレンを手にします。母に渡そうと大切に懐に入れる万太郎。

しかし自宅では母・ヒサに最期の時が迫っていました。朝まで持つかわからない、と診断が下っていました。

一刻も早く戻らねばならないのに子供では通行の難しい場所にいた万太郎は上に上ることができません。そこに綾と竹雄が来て万太郎を引き上げるのでした。

まったくダメ坊だ二度と離れないと竹雄。

 

いよいよ最期、子供たちを呼んでと医師・堀田鉄寛(網島郷太郎)に言われた祖母・タキ(松坂慶子)の元に泥だらけになった万太郎、綾、竹雄が帰ってきました。万太郎の手には植物がにぎられておりタキはただ抱きしめます。万太郎は自分が持って帰ってきた花が、母が好きな花ではないことに気づき、横たわる母の前で泣き崩れます。

ヒサはわずかに目を覚まし、万太郎の涙をぬぐいます。
「母ちゃん、春になったらあそこにおるきね。また会おうね」
万太郎と綾に手を握られ、ヒサは旅立っていきました。

 

季節が廻り、またバイカオウレンの咲く季節になりました。
バイカオウレンの花をなでているとどこからともなくヒサの声が聞こえてきます。

「会えたねぇ万太郎。見えんだってもちゃんと根をはっちゅう。命のちからに満ちちゅう。万太郎もね」
微笑む母の姿が万太郎の目には写りました。そして後ろの木の上には天狗の男(ディーン・フジオカ)が「さあ望みは?お前は何がしたいがね?」と問いかけます。
「わしはこの花の名前がしりたい」
万太郎の植物への興味がまた一層増した瞬間でした。

前回:らんまん第4話「母の容体」

次回:らんまん第6話「学問所でのいじめ」

らんまん第5話ネットの反応「泣いた」

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今日も、1人能天気な万太郎少年に振り回されながらも、自分たちだって子どもなのに己の役割を自覚して大人ばりに超現実的に生きようとする竹雄とあやから目が離せない。
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お母ちゃんは見えなくてもそこにおる

神木くんがEテレで歌っている「星とたんぽぽ」の歌詞とリンクしてる

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万太郎がバイカオウレンと間違えて摘んだ、冬の白い花はセツブンソウかな?
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%84%E3%83%96%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%82%A6

来週はネジバナが出るー!ネジバナ好きー!!!

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“万太郎は弱〜いけんど
万太郎じゃないといかんがやき”
ちゃんと万太郎を認める綾チャン…
どこまで良い子なんだろう。
竹雄クンも万太郎の力になる!
今日の花は“バイカオウレン”
植物図鑑がとても嬉しい。
涙で画面がグチャグチャでしたが😂
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今回の朝ドラ、映像美がとにかくめちゃくちゃ素晴らしい。カメラワークといいコマ送りといい雑なところが一切なくて完成度が高し。まるで映画を観ているよう。今日の松坂慶子さんの演技も泣かされた。
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今のところ脚本も役者も演出も音楽も全部いいので期待しちゃうけど、第1週だけではなんとも言えないのが朝ドラというもの

第1週、病弱な母とのお別れが来てしまいました。5話の中での万太郎、綾、竹雄、タキの立ち位置がよくわかるお話で、役者、脚本、演出、音楽、すべて好評のようです。
上のTweetにもあるように、第1週だけでは判断できません。前作舞いあがれは子供パートが終わってから途端に面白くなくなったという批評がありました。このままの面白さを持続してほしいですね、

らんまん第1週まとめ

らんまん第5話ネタバレ感想考察「坂本龍馬はもう回想だけ」

今回母との別れがとうとう来てしまいました。
涙なしには見られない回でしたが、子役たちの演技が光りましたね。綾役の太田結乃ちゃんの涙を流すシーンも、竹雄役の井上涼太くんの感情をぐっと押しとどめた表情も大人顔負けでした。
また、万太郎役の森優理斗くんも多彩で、花のイラストは実際に墨と筆で優理斗くんが描いたものだそうです。

次回から役者も森優理斗くんから小林優仁くんに代わります。多分年代が変わるのでもう天狗の男坂本龍馬(ディーン・フジオカ)はすでに暗殺されているので再会するすることはなく、回想シーンでのみの登場になりそうですね。
次は寺島康文さん演じる池田蘭光が出てきます。新たな心の先生はこの蘭光でしょうか。次回もたのしみですね。

次回:らんまん第6話はこちら

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