らんまん第36話ネタバレ感想「前途多難」

らんまん

前回、本格的に東京大学植物学教室に通い始めた万太郎(神木隆之介)は、初日からその非凡な才能を発揮します。万太郎の交友関係や植物学の知識は田邊教授(要潤)に大いに気に入られるのですがそれが苦難の始まりだったのです。

らんまん第36話ネタバレ感想「前途多難」

前回、万太郎(神木隆之介)は本格的に植物学教室に通い始めました。初日から数多の知識、非凡な才能を披歴する彼に、周囲は最初こそ感心し好意的でした。しかし田邊教授(要潤)自ら褒め称え目を掛けられている様に、徳永助教授(田中哲司)と講師・大窪(今野浩喜)は危機感を覚え学生たちもまた何とも言えない表情を浮かべ始めるのでした。
一方、寿恵子(浜辺美波)は万太郎の後押しもあって、叔母・みえ(宮澤エマ)の言う鹿鳴館に行ってみようと思いだします。

その日の夕方、寿恵子は母・まつ(牧瀬里穂)の夕飯づくりを手伝い、また文太(池内万作)の新作の菓子に舌鼓を打ち、意を決して鹿鳴館に行ってみたいと打ち明けました。貴族様にも会ってみたいし異人さんも見てみたい、若い好奇心をぶつける寿恵子にまつは渋い顔をします。まつは寿恵子が金持ちに目を付けられることを避けたい一心で、物見遊山でもなければあなたは芸者でもない、ただの素人なのだと諫めるのです。しかし寿恵子はまつが柳橋の売れっ子の芸者であったこと上り詰めて父に見初めてもらったのだろうと言いますが、芸者の世界は厳しく寿恵子が鹿鳴館に行きたいと言う気持ちとは別物だと反論するのでした。
まつは彦根の武家であった父も寿恵子に地に足をつけて生きてほしいと願っていると続けるのですが寿恵子は父を決めつけるなと反発、父が寿恵子に残した書物はすべて冒険ものばかり、父が生きていたら直接お願いしたしくだらないと断じるのはおかしいと。
そこでまつは初めて声を張り上げました。「鹿鳴館は許しません。おとっつあんがどうして死んだか忘れたの?」その言葉に寿恵子は反論できません。部屋に戻り万太郎にもらった牡丹の絵を眺め机に突っ伏してしまうのでした。

一方、万太郎は翌日も早朝、用務員の脇田伝助(小野まじめ)がカギを開けに来る前から東京大学植物学教室に通い詰めていました。万太郎の熱心さに脇田ももう少し早く鍵をあけますねというほどです。
万太郎が早朝から掃除、金魚のえさやり、他学生の雑用、そして標本づくりなども手際よくこなしていると、2年生の波多野泰久(前原滉)と藤丸次郎(前原瑞樹)が来ます。朝が来ると絶望するという藤丸を波多野が慰めます。2年は二人しかいないから当てられる、比べられると死にたくなると頭を抱えていました。
植物学教室は、田邊教授(要潤)の方針でコーネル大学と同じ教科書ですべて英語で授業が行われ、藤丸は大の英語が苦手、当てられると思うとおなかがいたくなって仕方がないのです。
万太郎がそれならと気分転換に御山で採集にと提案するも、採集は時間がかかり、それをしているとあっという間に日が暮れる、宿題、授業、論文をやっているうちに次の日が来るのだという波多野、植物学教室では長期休みの際に旅行が組まれその間に場所を決めて採集するのが限界だと学生たちの限界をしるのです。植物は季節によってその形状を変えるのですが、どうしようもないことでした。

その日、万太郎が押し花の整理をしていると2年生の授業が聞こえてきました。やはり藤丸は英語がわからず答えに窮しており、それを田邊教授に情けないと言われている姿でした。どうにかしたい万太郎は授業後うさぎを眺めていた藤丸に声を掛けます。今日一緒に帰らないか、東京の植物を教えてほしいと万太郎なりの慰めをしようとするのですが藤丸は反発しました。
「なんでそんなことしなくてはいけないんですか?あなたはいいですよね。宿題も授業も論文もない。好きな時間にきて、好きなだけ植物を眺めて。しかも教授に気に入られている。なんですか、土佐のつながり?教授があんな、つながるべくしてつながった?すごいですよね」そう言って去っていきました。
止めていた波多野も「槙野さんが悪いわけじゃない。けどここに入るのも大変で、居続けるのも苦労するんです。あなたとは違うから…」といって藤丸を追って行ってしまうのでした。

前回:らんまん第35話「嫉妬の始まり」
次回:らんまん第37話「学歴のないよそ者」

らんまん第36話ネットの反応「クールポコいる!」

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でも、万太郎は東大卒の肩書はもらえない
でも、本当に成果を上げて名を成すのはどっちだ?と考えると…
学歴ってなんだろうと思わなくもない
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宿題も試験も論文もない男がいたんですよぉ

なぁーーーにぃーーー!?

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万が一ウサギ脱走したら
藤丸、発狂しそうやんね。。
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やわなぁ、現役大学生は反感しかうまれんわなぁ、難儀や
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まぁ、そうよね、苦労して入った大学、苦手な英語、たくさんの課題に論文…ひょっと現れた得体の知れない人が好きに大学出入りして植物採取して教授に気に入られて…
自分に余裕がないとそんな好き勝手する人受け入れるの難しいよね。
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まつの夫は戊辰戦争の折、新政府軍と戦って命を落としたのだろう。叔母のみえが持ってきたダンスの話は、スエコが芸者扱いされるのを嫌がってるのではなく、薩長中心の明治政府がやる鹿鳴館、そこが夫の仇の世界だから、娘を行かせたくない訳だ。明治初期の姿をドラマが見せてくれる
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万太郎、鬼太郎みたいなこと言われとるやん
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草になりたい
草むらから見ていたい
八犬士になりたい

朝ドラ「らんまん」寿恵子ちゃんのオタクっぷりがわかりすぎて🤣

私の最終到着点は寿恵ちゃんとは逆だけどね🤣

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らんまん第8週まとめはこちら

らんまん第36話ネタバレ感想考察「彦根藩は意外にも新政府側なので寿恵子の父の死因って」

今回は、寿恵子(浜辺美波)が鹿鳴館行きの決意をするものの母・まつ(牧瀬里穂)に止められ、万太郎は自分が恵まれていた分、ほかの学生を傷つけていたことを分からせられる回でした。特に万太郎は次回以降重そうですね。
さて、今回は寿恵子がまつとやり合う中で「おとっつあんがどうしてしんだか忘れたのか」というらんまんにしてはどぎついセリフを言われていました。
寿恵子の父は彦根藩の藩士であったので、戊辰戦争で新政府軍にやられたのでは?だから新政府軍の薩摩長州のひとたちと戯れる鹿鳴館などもってのほかなのでは?というネットの反応が多かったですね。
彦根藩と言えば、桜田門外の変で殺された井伊直弼が藩主を務めるところ、幕臣も幕臣といったイメージが強いです。
しかし意外にも彦根藩は井伊直弼が暗殺されて以降、幕府から冷遇されました。なんと直弼が暗殺されたにもかかわらず、直弼の罪を問われ10万石に減封、さらに預かり領地5万石も没収されました。直弼の罪とは安政の大獄にかかるものだと思いますが尊王攘夷派の矛先をすべて彦根藩にむけるようにされたのだと思います。
長州征伐など幕府の軍事にも参加しましたが大敗、桜田門外の変以降は報われない扱いに堪忍袋の緒が切れたのか、大政奉還以降は明治政府よりに藩論が転向しています。実際に鳥羽伏見の戦いでは旧幕府軍と大坂城に詰めつつも、主力は薩長の後方支援にいくという二枚舌っぷりでした。
ひょっとしてその際に、寿恵子の父は旧幕府方と一緒にいたのかもしれませんね。寿恵子の父の死、これからどう解釈されていくのか楽しみですね。

次回:らんまん第37話はこちら

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