らんまん第15話ネタバレ感想「あの人の面影」

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前回、万太郎(神木隆之介)は幼いころからの「心の友」である植物学者の野田基善(田辺誠一)、里中芳生(いとうせいこう)と直接会い語り合うことができました。万太郎にとってそれは夢のような出来事、しかし竹雄(志尊淳)は浮かれる万太郎に言いようのない危機感を覚えるのでした。

らんまん第15話ネタバレ、感想「あの人の面影」

前回、峰屋の酒「峰の月」を内国勧業博覧会に出展した万太郎(神木隆之介)、初日は飲まされた酒に泥酔してしまいましたが、最終日ともなると、試飲の酒の手配などもうまく回るようになっていました。
最終日、思い出の一つに初日にたべた「かる焼」のお店にもう一度行こうと思い立ちましたが、その店はありませんでした。
内国勧業博覧会に出ている屋台は、東京中からかわるがわるいろんなお店が出ているので、万太郎が求める「かる焼」の店はこの日は出店していなかったのでした。
「かる焼」もあの日惚れた女性も見つけることがかなわなかった万太郎に竹雄(志尊淳)は「こういうのは出逢い、縁があったらまた出会えます」と慰めますが、万太郎は「あの時竹雄がとめなければ」となじります。
峰屋の当主としての務めに身が入らない万太郎に竹雄は「自分が仕えているのはあなたではない。峰屋の当主に仕えている」と戒めるのでした。

会場内の売店で万太郎は沢山の書物にやられていました。まだ買うのかと詰る竹雄、一方その竹雄も美しいレース刺繍のハンカチに目を奪われていました。自分のものより女性のものに目が行く竹雄、手にとった櫛を見ていると「姉ちゃんに似合いそうだ」と万太郎に声を掛けられ動揺します。

竹雄の動揺や葛藤を知らず、万太郎は高額な顕微鏡も書物も惜しげもなく買い求めます。この学問は遅れている、たくさん集めて研究しなければという万太郎に、「欲しい欲しいといって買えるのも峰屋という大店の当主だからである」と竹雄はさらに戒めますが、万太郎は野田先生(田辺誠一)に見てもらった植物はまだ誰も知らないものだった、だから研究をと続けたいのですが、研究のために峰屋を捨てるのかと竹雄はさらにしかりつけます。

一通り万太郎に説教すると、最後の夜は「牛鍋」を食べようと提案する竹雄、今でこそすき焼きとして食べられるものですが明治初期は牛を食べることが解禁されて間もないころでした。
初めて食べる牛鍋は本当に上手く二人の頬はとろけそう、隣のでは内国勧業博覧会での酒の話が出て、峰屋の峰の月がとてもうまかったという男がいて二人は気分良い時を過ごすのです。
しかし会計を済ませて竹雄が外に出ると万太郎の姿はなく、また植物を探して迷子になったかと竹雄は大慌てですが万太郎は竹雄を驚かそうと隠れていただけでした。
竹雄はいよいよ我慢できなくなり、万太郎が当主としてしっかりしないこと、腹が立つこと、子供の頃に万太郎から離れないと誓ったのは万太郎のことを当主としてではなく気にかけていたからだと。
竹雄が尽くしてくれることを万太郎は気づいていました。植物研究をしたくても峰屋の当主としての責務から逃げられないことも。東京での出来事はそれはそれは刺激的で、しかしどれだけこの感動を伝えても峰屋の者たちには伝わらない。それもまたわかっていました。

内国勧業博覧会の最後の夜、足は自然と出店に向いていました。そこには昼求めた「かる焼」のお店があって、そこには万太郎が一目ぼれした西村寿恵子(浜辺美波)が店番をしていました。
竹雄は「行ってきてください。ご縁があったということです」とほほ笑みます。
どれだけしかりつけても万太郎を一番理解していたのは竹雄でした。
寿恵子は万太郎を覚えていました。「かえるさま」と話しかけて微笑む彼女はとても美しくとてもいい思い出になると万太郎は踵を返します。
土佐と東京は遠すぎる、そうあきらめた瞬間、寿恵子が追いかけてきてお土産だと一つ店の商品をくれたのでした。
万太郎の心に寿恵子が植えつけられた瞬間でした。

前回:らんまん第14話「万太郎のいるべきところは」
次回:らんまん第16話「土佐に吹く風」

らんまん第15話ネットの反応「万太郎に現実を突きつける竹雄」

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牛鍋屋と言えば、るろうに剣心を思い出すいにしえのオタク
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らんまん
万太郎の方がヤバく見えるけど竹雄の思いつめ方の方がヤバいよ~
ありとあらゆる場面で綾が基準なんだもん
竹雄としては万太郎が落ち着いて綾が嫁に行ってくれたら吹っ切れる煩悩から救われると思ってるのかな~
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悲しい😢なんとかならんの??
従業員の雇用問題を言われたらね…これは諦めるしか
竹雄が「やっぱり若のやりたいようにやってください!」って言い出すのを期待したのだが💧
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本もグイグイ買いまくるし超高価な顕微鏡までゲットし、ボンボン息子のやる事は際が無い💦 #らんまん #朝ドラらんまん 竹雄止めろって、甘やかしまくる親みたいになってる💦
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武雄複雑だよな

「植物学」って物があることを知った今、万太郎は止まらんよな

#らんまん

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万太郎は現実逃避してるんだよね。やりたい事と、決められている事で揺れてるんだよね…(´・ω・`)

#らんまん

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竹雄「若はワシらを捨てるがですか?」
完全にフラグになっているぞ…
#朝ドラらんまん
#らんまん

今回は竹雄爆発回でしたね。

さっとあらすじを読みたかったらこちら
らんまん第3週あらすじまとめ

らんまん第15話ネタバレ感想考察「万太郎たち3か月も東京滞在してた。いくら使ったの」

ドラマでは数日のことのように表現されていますが、第2回内国勧業博覧会は1881年(明治14年)3月1日から6月30日までの3か月、東京の上野公園で開催されてました。

男二人の宿泊費だけでも現在の価値なら100万円近くいきそうですし、日本で顕微鏡が初めて開発されたのは1907年(明治40年)の田中式顕微鏡です。
当時3種類あって、当時の価格で40円、35円、23円であったといいます。当時米1升が50銭から60銭程度で、明治時代の1円は現在の2万と同じ価値があったといいます。
単純に考えて当時の40円が現在の80万…それを踏まえて明治14年に万太郎が手に入れた顕微鏡は完全舶来品…精密機械ですし海外からの輸送を考えると其の比ではありません。
普通に現在の価格で200万とかしてるのではないでしょうか。
無駄遣いするなと言いながら、おばあちゃんはいくら金を持たせたのでしょうか。現在の価値で500万とか普通に渡してそうじゃありませんか?
当主としてしっかりしろと言いながらおばあちゃんの万太郎に対する金銭感覚って相当甘いですよね。

次回:らんまん第16話はこちら

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