前回、万太郎（神木隆之介）は逸馬（宮野真守）に別れの言葉として、最後に演説することを請われました。植物と自由をなぞらえた話に民衆は喝さい、しかし同時に集会条例違反だとして警官隊がなだれ込み万太郎らは逮捕されてしまったのです。
らんまん第22話ネタバレ、感想「峰屋の当主が活動家！？」
前回、逸馬（宮野真守）らへの花向けとして演説に参加した万太郎（神木隆之介）でしたが、間の悪いことに警官隊が乱入し、壇上にいたため結社の一味として捕らえられてしまいました。焦る綾（佐久間由衣）と暗闇の中佐川の峰屋に走る竹雄（志尊淳）事態は一刻を争いました。竹雄が峰屋に着いたのは翌朝のこと、ボロボロになった竹雄からの報告に皆驚愕し高知に急ぐのでした。
一方、万太郎は政府の転覆を企む結社の一人として取り調べを受けていました。峰屋の当主がなにをしているとなじる警官は厳しい取り調べを受ける逸馬の元に万太郎を引きずり出します。傷だらけの身体に何度も水桶に顔をぶち込まれる逸馬の姿に驚愕していると、警官は峰屋から資金提供があったんだろうと詰め寄ります。豪商の当主と結社のリーダーがつながる、それは十分にあり得る事でした。
万太郎に自白させるべく警官は逸馬を打ち据えようと振りかぶると、万太郎は嘘の自白をしようとします。しかし逸馬がそこで「そいつはあの場にいただけ。いい金づるになりそうだったから声をかけた。仲間ではない」「苦労知らずのボンボンを持ち上げただけだ」と叫びました。それが迫真の演技であり万太郎を関わらせまいとする逸馬の心遣いであることに気づいていた万太郎は唇を震わせます。二人が引き離される間際、自由を謳いながら逸馬は満足そうに万太郎を見送るのでした。
外では綾と喜江（島崎和歌子）は警察署に差し入れを持ってきていました。喜江は自分も運動をしていたのに女の私が捕まらず男だけが捕まったおかしいとは思わないか？と言います。しかしそれだからこそ彼らを外から支えることができるのだと。綾にも腐らず気張れと励ますのです。
そこに佐川から峰屋一行が合流、署長となじみだというタキの口添えで釈放された万太郎に警官が「脳なし猿」と万太郎をなじるとタキは激怒、その脳なし猿を結社の一味と間違えて捕らえたのだれだ、そっちも結構な頭をお持ちだとなじり返し颯爽と警察署を後にするのでした。
佐川への道、しゃきっとした祖母・タキもさすがに年齢が出て何度も休憩をしていました。謝罪を述べ自分だけが助かった万太郎、牢の中の彼らは万太郎を庇い逃がしてくれました。そのことが引っかかる万太郎にタキはいいます。それは万太郎の心に大きく刻まれる言葉でした。
「自分が政治の土俵でいきるなら牢に戻るのもいいけどそうではないならめそめそするのはお門違い。おまんは捨てたがじゃ、なら振り返りな。代わりに何をするかじゃろ。人はすべてを持つことはできん。何かを選ぶことは何かを捨てる事じゃ」
前回：らんまん第21話「今日選んだ道を悔やまずに」
次回：らんまん第23話「それぞれの決意」
らんまん第22話ネットの反応「マモつらい」
万太郎を助けるために…🥹
これじっくり見るタイプのドラマの作り方だと思う。
朝の忙しい時間帯にながら見や流し見で視聴する感じではない。
おばあちゃん何者？！
さすがは峯屋を長年とりしきってきただけのことははある
髪の毛が乱れているお芝居や演出が
素晴らしいです
おばあちゃん‥
さっとあらすじを読みたかったらこちら
らんまん第5週あらすじまとめ
らんまん第22話ネタバレ感想考察「逸馬の漢気とおばあちゃんの貫禄」
今回、警察での取り調べなど過酷なシーンのある回でした。まさか朝ドラで拷問されるシーンが出てくるとは思わず、傷だらけの宮野真守さんにびっくりした反応が多数ありましたね。この頃の警察は江戸時代のいわゆる岡っ引きや八丁堀と切り替わったばかりですし、武士が士族となって就職した先が警察であったりしたことから現代とは比べ物にならないくらい過激です。
作中にあった竹刀で打ち付け水責めをするなど旧時代的な拷問も普通にありますしそもそも武士としてのプライドがある人種がする拷問ですから容赦もありません。罪人となった人たちはかなりつらい目にあったことが想像に難くありません。
その前提の中、万太郎の理想を聞いていた逸馬が万太郎を庇うべく罵倒し無関係である、ただの金づると突き放したのはかなりクるシーンですね。
そして、極めつけのおばあちゃん、何かを選ぶことは何かを捨てる事と言いおいて、この先二人が巡り合うシーンがかなり遠くなり、袂を分かったと印象付けました。今回は名シーンだらけ、ここまで来て万太郎が折れる何てことこの先あったらいけないと言う気持ちになりました。次回の万太郎はどうなるのか、とても楽しみですね。
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