らんまん第46話ネタバレ感想「他ジャンルでも学ぶ!」

らんまん

前回、万太郎(神木隆之介)は十徳長屋の女性陣から自身が描く想いが寿恵子(浜辺美波)への恋心であると指摘されました。彼女を得るために植物学雑誌刊行まで会わないと決め、大畑印刷所の門をたたくのでした。

らんまん第46話ネタバレ感想「他ジャンルでも学ぶ!」

前回、万太郎(神木隆之介)は美しい洋装姿で高藤(伊礼彼方)に横抱きにされる寿恵子(浜辺美波)を見てざわつく心を、十徳長屋の女性陣からそれは嫉妬であり、恋をしているのだと指摘されました。女性陣のそれぞれの生い立ち、なれそめを聞き、万太郎は植物学雑誌刊行まで寿恵子に会わないと決め刊行の暁こそ想いを告げるのだと決意、寿恵子の母・まつ(牧瀬里穂)にもそう宣言するのです。そうして新たな技術を得るべく、とある石版印刷所「大畑印刷所」に足を踏み入れるのでした。

明治に入り活版印刷の技術が普及、そしてその中でも図形印刷が得意な石版印刷が人気となりました。挨拶もそこそこに万太郎は、宮本晋平(山根一馬)、前田考二郎(阿部亮平)、岩下定春(河合克夫)らの作業風景に目を奪われます。中でも画工の岩下定春は浮世絵の彫師として歌川国芳の版を掘ったことがあるほどの名工でした。
奥に通され工場主の大畑義平(奥田英二)の妻・イチ(鶴田真由)に茶をふるまわれ早速石版印刷の技術力を見せつけられる万太郎は木版印刷ではこうはいかないと絶賛します。しかしこの印刷所に任せることは出来ないと言い出すのです。
「原画と石版印刷では表現が違ってる。図案を移すことだけには限界がある」そのセリフに義平も定春も憤ります。万太郎は決して馬鹿にしいているのではない、自分をここで働かせてほしいと言います。植物の難しい表現は一筆もたがわずやらねばならない、自分にその技術を教えてほしいと頼み込むのです。
しかしそう言われては義平としては立つ瀬がありません。大切な画工定春を馬鹿にされたに等しく万太郎に怒鳴りつけます。イチがたまりかねて止めに入り、義平は戊辰前は火消しで血の気が多いのだと詫び、しかしイチもまた、そちらさまもそちらさまだ、そう簡単に出来ないから商売が成り立つのだと万太郎を戒めるのです。

万太郎は自分が学生や教授ではないが東京大学で研究をしている、そして植物の一つ一つを正確に伝えるために石版印刷の技術が必要だと頼み込みます。しかも夕方から夜中まで働き尚且つ教授料も払うというのです。万太郎が東京大学に出入りしているという話に義平も食い入るように見るのでした。

一方、帰宅した寿恵子(浜辺美波)は母・まつ(牧瀬里穂)から万太郎の話を聞いていました。万太郎との関係を問われてもどこに住んでるかもしらない、いつも前を向いていてふらっと訪れて去ってしまう、そしてかるやきを食べさせてあげたい人だとしか言えませんでした。そこに叔母・みえ(宮澤エマ)が訪れ寿恵子の洋装を絶賛します。
政府の人から寿恵子が音楽会に同席したことを聞き、高藤(伊礼彼方)が妻はつまらないと言っていた、しかし寿恵子は外国に興味があるから大変いい、高藤には妾がいないから寿恵子をと話しが出ていると言うのです。まつは自分と同じ道を歩ませる気はなく、周りがどう言おうが寿恵子に相手を選ばせると戒めます。反応の悪い二人にみえは追究しようとするのですが寿恵子はさっと自分の部屋に逃げてしまうのでした。
寿恵子は音楽会での万太郎の言葉を思い出しながら薔薇の絵を眺めるのでした。そうして呟くのです。
「なんで来ないなんて言うの?」

前回:らんまん第45話「コイバナ」
次回:らんまん第47話「交錯する想い」

らんまん第46話ネットの反応「石版印刷の工程も詳しく見せてくれるとは!」

Twitter
江戸っ子にせっかちな男だと言われちゃう土佐人。(笑)
Twitter
らんまんに
元DA PUMPと
元ウォーターボーイズが出てる💕
Twitter
何度か言ってますが、活版印刷の発展に伴い「日本語を英語にしよう!」言ってた人の気持ち、ちょっとわかるんですよね。
「英語なら26文字のアルファベットでだいたい済むのに!日本語は字が多すぎ!細かすぎ!」になるの……。
Twitter
近くで覗きたいのは分かるけど職人さんからしたら危ないうえにすごく細かい作業工程あるから邪魔この上ないんだろうな・・・
お客さんだから丁寧に扱えって言われてもまとわりついてほしくなさそう。
Twitter
違う人だろうけど、画工の人…懸賞生活のなすびに見えるんだが…(笑)
Twitter
浮世絵の絵師さんが、今は彫師になってるんだね。
Twitter
今の工場の印刷の工程が染み付いてるのもあるからか、
石版印刷が思ったよりガテン系のイメージで驚いてる…
Twitter
大畑さん(やべぇ奴が来た…)

らんまん第10週まとめはこちら

らんまん第46話ネタバレ感想考察「印刷所の主・大畑義平のモデルは太田義二」

今回は植物学図鑑発刊の為に万太郎が石版印刷技術を目にする回でした。架空の人物かと思っていたらしっかりモデルとなる史実の人物がいました。
牧野富太郎が世話になった神田錦町の印刷所の主人・太田義二(おおたよしじ)です。万太郎は出版の資金を節約するために、太田義二の元に頼み込み職人見習いとして働かせてほしいと申し出ます。太田はかなり驚きましたがその情熱の心動かされ一年間見習いをさせました。

史実通り大畑義平がキューピットとなるか

富太郎は壽衛子と結ばれたいと義二に相談していました。元町火消しで生粋の江戸っ子の義二は快く引き受け、壽衛子の母にとりなし、それから二人はとんとん拍子に結ばれていくことになります。
義二がいなければ結ばれなかったかもしれない二人、今後、大畑義平が作中でどうかかわってくるのか楽しみですね。

次回:らんまん第47話はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました