らんまん第47話ネタバレ感想「交錯する想い」

らんまん

前回、万太郎(神木隆之介)は石版印刷を学ぶべく大畑義平(奥田瑛二)に直談判しました。最初はにべもなくあしらわれるも教授料を払うなどの交渉の末何とか約束と取り付けるのでした。

らんまん第47話ネタバレ感想「交錯する想い」

前回、万太郎(神木隆之介)は今でいうアポなしで石版印刷を生業とする大畑印刷所に行き、石版印刷の技術を教えてほしいと直談判しました。あまりの申し出に怒る工場主の大畑義平(奥田瑛二)でしたが、紆余曲折があり受け入れることにしたのでした。
一方、高藤(伊礼彼方)のお妾にと周囲が望んでいると聞かされた寿恵子(浜辺美波)は、母・まつ(牧瀬里穂)から万太郎がしばらく白梅堂に来ないとも伝えられ気が滅入っているのでした。

大畑印刷所では早速万太郎の紹介が始まり万太郎の面倒を見るのは宮本晋平(山根和馬)と決まりました。大学に通いながら見習いをするという一風変わった男に前田考二郎(阿部亮平)、岩下定春(河合克夫)も怪訝な表情を隠せませんが万太郎は浮足立つのでした。
しかしいざ働かせてみると一所懸命な男ではあるもののあまりに世間知らずでした。働くのは初めての大店の息子、見習いなら何年もかけてこっそり師匠や先輩から技術を盗む、そうして独り立ちするという職人の常識もしらず、岩さんしか石版の絵を描けないときけば「なら早く教えてもらわないと」と詰め寄ろうとする万太郎は異質な存在でした。初日から大量の荷物を持たされ砂を掛けられるという洗礼を浴びてしまうのです。

夜、竹雄(志尊淳)は帰ってきて頭から水を浴びる万太郎から、今日から印刷所で働くことにしたと聞いて驚愕します。万太郎は子供の頃肺が弱くこんな砂まみれの仕事などしたら倒れてしまうと大反対です。
絵が気に入らないなら別の職人を探せばいい、峰屋の当主に見習いの仕事などさせられない、自分が学んで助けるとまでいう竹雄に万太郎は首を振ります。それは自分にしかできず、誰かが前にすすめば植物学も前にすすむのだといい土下座までするのです。
竹雄には承服できませんでした。自分がついていながら、峰屋の当主に見習いから働かせて、肺が悪いのに埃まみれのところで働かせるなど峰屋の皆にも顔向けできぬと許せるものではなかったのです。
しかも万太郎は二人で住む長屋を出るとまで言い出します。大畑印刷所の職人たちは皆住み込み、そしてここにいた竹雄は心配するじゃろうと笑いながらごまかします。竹雄は思わず「若は卑怯です」と叫びました。「そうやのう、すまんのう」そう言って万太郎は外に出て行ってしまうのでした。

深夜、万太郎は顕微鏡に向き合いながらいつも通り研究を続けています。竹雄は無理をしないでください、寝てくださいと声を掛けますが、二人の間には距離ができたことを感じていました。いつまで共に歩けるだろうか、竹雄のつぶやきもまた万太郎が思っていたことでした。

早朝の白梅堂では寿恵子(浜辺美波)が鏡台に向かい出かける準備をしていました。母・まつ(牧瀬里穂)に、万太郎が来たらこれを渡してほしいと自分の愛読書を手渡します。自分が好きな本だから読んでほしいと微笑む寿恵子にまつは不安を覚えます。万太郎は前ばかり見てる人だから立ち止まって振り向いて、一緒に読んでくれるかねぇとの言葉に寿恵子はわかんないよと不安顔になるのです。
本当はどうして来られないのか、何をしているのか教えてほしい、でも足を引っ張るのも嫌なのだと言う寿恵子に娘がそこまで想っているのかと松は驚くのです。
一方、解決しないままの万太郎と竹雄も朝を迎えていました。食事もとらず大学に向かおうと万太郎を、昼は大学、夜は印刷所なら二人で話せるのは朝しかない、朝ご飯はしっかり食べて行ってくれと止められ竹雄お手製の朝食を食べるのです。オムレツをうまいうまいと食べる万太郎に、竹雄は一晩考えた、佐川に帰ろうと思うと伝えるのでした。

前回:らんまん第46話「他ジャンルでも学ぶ!」
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らんまん第47話ネットの反応「印刷所より万太郎と竹雄に目が行く」

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若は卑怯です!

若…ちゃんと寝てくださいね。

いつまで共に走れるだろうか

うーん…万太郎を愛する最愛の彼女にしか…(^o^;)

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まんまクズヒモとだめんずの会話!
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たけおは本当にまんたろうのために生きてるし『いつまで共に走れるがじゃろうか』って一言おもてえな…いつまでも一緒にはおれんのよな…
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お互いのことを尊重してるからこそ、お互いの「従属する対象かつ友人である万太郎」と「自分が進みたい植物学」のために、こんなに近くにいるからこそすれ違う。相手を思いやるからこそ「距離を置く」提案をする。万太郎は嫌味のひとつも言わない。それが「卑怯だ」と目を赤くして泣く竹雄。 #らんまん
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竹雄の虚しさ
自分が居ながら奉公同然に働く万太郎に峰屋のみんなに顔向け出来ない辛さ
あんなに頑張ってる竹雄…
誰も悪くないけど
事後報告が多すぎるよ万太郎
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おすえちゃん
万太郎に自分の好きな本読んでほしいんか
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お寿恵ちゃん 一回布教してダメだったら諦めなね
趣味を一緒に楽しまなくても理解してくれるだけでも良いと思うよ

らんまん第10週まとめはこちら

らんまん第47話ネタバレ感想考察「早速パワハラ受けてる」

今回また万太郎の悪い部分が出てしまいましたね。職人畑の店に、大店のボンボンが「楽しい」「学びたい」という理由で入ってきたらそりゃ職人は黙っていません。
大半の人間が生活のためにそこで働くということを万太郎はまだどこかわかっていません。万太郎自身はまともに働いたことがなく潤沢な資金を受けて学びたいものを学び、買いたいものを買うそして必要だとおもったら気前よく振舞える生活。そして万太郎の周囲、特に姉の綾(佐久間由衣)も酒造りが好きだから峰屋を継ぐという選択肢をしていますし、竹雄も万太郎に尽くすことが喜びとも見える働き方をしているので、生活のために働くといった図式、そしてそれが不本意であると思っている人間が多いというのに気づかないのです。
そりゃ初日から砂ぶっかけられるってものです。大学では無視という精神的な拒絶を受けましたがここでは肉体的な拒絶を受けそうで怖いですね。

竹雄は万太郎が空気を読めず、見習い期間は絶対拒絶されいじめられるとわかっています。なので止めたいし、峰屋に顔向けができないといっているのですが苦労知らずの万太郎にはそれがわからないという図式、いつもの万太郎と竹雄のすれちがいでしたが、今回はとうとう竹雄が佐川に帰ると言う選択肢をもってきました。もう愛想をつかし限界がきたのか、それとも自分が老いていかれると思ったのかはわかりませんが二人の大きな転機となりそうですね。

次回:らんまん第48話はこちら

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