らんまん第69話ネタバレ感想「旧友のアドバイス」

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前回、田邊教授(要潤)の提案を断った万太郎(神木隆之介)、妻・寿恵子(浜辺美波)は励ますものの、その選択を後悔すると脅されたことは暗雲にしかなりませんでした。時同じくして、十徳長屋を訪れたのは子供時代からの旧友広瀬佑一郎(中村蒼)でした。

らんまん第69話ネタバレ感想「旧友のアドバイス」

前回、田邊教授(要潤)のプラントハンターになれという提案を断った万太郎(神木隆之介)は、植物学に邁進しつつも不安でいっぱいでした。
なぜなら小学校中退で留学経験もない学歴のない万太郎が東京大学植物学教室に入れるのは田邊教授が認めたからでした。田邊教授にとって自分の意思に従わない万太郎はもはや名声の邪魔者でしかなかったのです。
そんな時十徳長屋に身なりの良い男が訪れました。それは子供の頃、名教館で一緒に学んだ広瀬佑一郎(中村蒼)でした。

佑一郎は予想以上のボロ屋に驚きますが、中庭で遊んでいた、かの(鈴木凛子)と健作(渋谷そらじ)に屈託のない笑顔で一緒に遊んでとねだられて遊んでやることに。そこに万太郎が帰ってきて二人は久々の再会を喜ぶのでした。
相変わらずスーツに草を付けてもどってくる万太郎にとってやりながら優位地方の頬も緩みます。
万太郎は妻・寿恵子(浜辺美波)を佑一郎に引き合わせ、子供時代の事、東京に出る際も親戚の家の下宿の手配をしてくれたことなどを話します。長屋を新婚の家には見えんというとそうじゃろと笑い合う二人、寿恵子には好ましく思うものでした。
佑一郎は、佐川を出てから東京の叔父の家を頼り、札幌の大学で土木学を学び、今では工部省で鉄道を引く仕事をしていました。荒川の橋も佑一郎の設計でした。そうして新しい技術を得るべくこの度アメリカに留学する、ながい別れになるため万太郎の顔を見に来たのです。
佑一郎の留学、それは札幌の大学時代のアメリカ人恩師から、アメリカ国土の1/3を占めるミシシッピ川の治水工事をするから技師の一人として学びにこいという誘いでした。日本人を水害から守りたいと願う佑一郎にとってこれ以上にないお声がけ、彼は大望を旨にアメリカに旅立つのです。
在りし日、蘭光先生(寺脇康文)に連れられて仁淀川で冒険したことを万太郎は思い出し「仁淀川からミシシッピ川に行くがか」と感慨深く佑一郎の肩を抱きました。
佑一郎もまた「お前だって進んでる」と抱き返しました。
夕方は佑一郎が祝いに持ってきた魚で膳を作り3人で食卓を囲み屈託のない笑顔で笑い合うのでした。食事を終えると万太郎は佑一郎を送り出て、その間に寿恵子は思案します。生活費、研究費に加え留学費用を工面せねばならないとひそかに思っていたのです。そして、かのと健作を呼びに訪れたえい(成海璃子)に内職について詳しく聞くのでした。万太郎の知らない内助の功です。

一方、佑一郎を送る万太郎は、寿恵子には言えなかった田邊教授とのやり取りを話していました。
「学校を出ていないものはみんな虫けらか。そんなことを言える方が恐ろしいがの」と佑一郎も眉をひそめます。
確かに設計したり指示をするのは大学で学んだ者たちだがそれを実際につくるのは工事に従事する人々だ。北海道はそれはそれは過酷で、自然や仕事によって肌がただれてる人、逃げようとして鞭で打たれる人もいた。そんな人たちから俺たち若造が先生と呼ばれて正直怖くてたまらなかった、この人らに恥じる仕事はしたらいかんと思ったと。学校でいくら学んでも土を一つ掘るにも親方に聞かなければわからないと佑一郎は回顧します。そして万太郎に
「教授が言うところの虫けらは、この国を変える底力を持っている。全くその教授、普請場に放り込んでやりたいのう」
と憤りを持っていうのです。一本通った性格は一つも変わらない佑一郎は、教授がいなければ大学に出入りできないと悩む万太郎に「東京に出た時も博物館の先生を頼ったならそっちに行ってみろ」と大きな助言をもたらしてくれるのです。それは大きな光でした。
佑一郎君は佑一郎君のまんまじゃ、と言い佑一郎も万太郎も変わらないと笑い互いに抱き合って再会を誓うのでした。

夜、寿恵子は綾から託されたというお金を手にし一大決心を持って万太郎に声を掛けました。綾姉さまから託された千円、このお金であなたのやりたいことをしてください、そういうも研究に熱中する万太郎には一言も耳に入っていません。
たまらず枕を投げつけようとしますが思いとどまる寿恵子は万太郎の布団に「あなたの事なんですよ!」としかりつけます。人知れず耐える寿恵子、しかし万太郎はやはり気づかないまま夜は更けるのでした。

前回:らんまん第68話「日の目を見ぬ提案」
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らんまん第69話ネットの反応「佑一郎君はいつも万太郎に道を指し示す」

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いい幼馴染だなぁ…祐一郎くん。💪がんばれー万太郎❗ユーシーに負けるな‼️
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いやそれ投げていいよ
#らんまん
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この時代の1000円は凄い大金だよね
綾ちゃんが持たせてくれてた
生計を心配してたけど少し安心した
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佑一郎、出番は少ないですがかなり万太郎に影響を及ぼしていますね(・∀・) #らんまん #朝ドラらんまん
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佑一郎くんめちゃいい奴。
中村蒼、いいよねー。
#らんまん
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ゆういちろうくん、
ボーイズ・ビー・アンビシャス!
アメリカでの挑戦、応援します
いってらっしゃい👋😊
日本の水害減らさないとですよね
#らんまん
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らんまん、ゆういちろうくんはいつもまんたろうがどっちに行ったらいいか、方向をさし示してくれる
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「訪ねていく先があるのも財産」

そうか、私も財産あるんだ
嬉しいな
#朝ドラ #らんまん

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祐一郎くん…この時代にこの考えは立派やね
没落したとはいえ武家の子でこんな風に思えるのは人間性がほんとに良いのね

らんまん第14話まとめはこちら

らんまん第69話ネタバレ感想考察「佑一郎のモデル廣井勇は牧野富太郎とは不仲か」

今回、子供時代からの熱い友情を見せてくれた万太郎と佑一郎。しかし二人のモデルである牧野富太郎と廣井勇は、同郷で名教館で学んだ仲間であったものの特別親しいエピソードがでてきません。
明治32年に東京帝国大学の教授になり大正8年に57歳で依願退職するまで東大に籍を置いていたので、牧野富太郎が松村教授の妨害で金銭的にも苦渋を舐めていた頃を知っているはずなのですが助けたというエピソードも残っていません。
廣井勇は、立場が下の者たちにも私財をなげうって祝宴に招待したりなど、気配りができる人格者としての逸話が残っている人物です。ですので研究一辺倒で、借りた資料をいつまでも返さないという偏屈研究者な牧野富太郎とは根本的に合わなかったのかもしれません。
また外部の大学からの東大の工科教授になったので立場はそれほど強くなかったのかもしれませんね。
またこの廣井さんの叔父さんは片岡利和(片岡源馬)といい維新志士として活躍し明治天皇の侍従ともなった人、こう考えると同じ土佐出身でも武士家系の人は上に行き、ただの商人の家系であった富太郎は人脈をえれなかったのかなと思います。富太郎の結婚も結局一般の女性ですし。
田邊教授のモデル矢田部教授は父は学者で武家と縁もあり、徳永助教授のモデル徳永教授は家老の子でした。皆土台があったんですね。

次回:らんまん第70話「トガクシソウの暗雲」

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