らんまん第103話ネタバレ感想「愛する姪へ」

らんまん

前回、寿恵子(浜辺美波)はとうとう愛読書の南総里見八犬伝を質入れしました。しかし万太郎(神木隆之介)の研究はさらに芽を出そうとしておりまた金がかかることが予感されました。寿恵子は結婚の際に不義理をしてしまった叔母・みえ(宮澤エマ)の元へ向かうのでした。

らんまん第103話ネタバレ感想「愛する姪へ」

前回、亡き田邊教授(要潤)の妻・聡子(中田青渚)から田邊の蔵書を譲り受けた万太郎(神木隆之介)は、大学を出入り禁止にされっつも全国の人々や教職のひとたちと繋がりを持つに至り、コレクションは増えますます研究は盛んになっていました。
一方で切迫するのは家計、3人の子供たちを食べさせることに苦慮した寿恵子(浜辺美波)はとうとう里見八犬伝全巻を質入れするほどでした。しかしそれもじり貧、寿恵子は意を決し、結婚の際不義理を働いて疎遠になっていた叔母・みえ(宮澤エマ)の料亭の門をたたくのでした。みえの料亭は大変羽振りがよく働き口になると思ったのです。

驚いたのはみえです。もう何年も来なかった姪が前触れもなく訪ねてきたからです。やり手のみえが厳しい顔で落ち着かない様子なのを見た料亭「巳佐登」の人々も固唾をのんで見守っていました。
「ご無沙汰しております。みえ叔母さん」
頭を下げる寿恵子に、みえはまず怒りました。
「自分が面倒みてやった金ぴかを放り出して泥船にのった。東京でも日乃本中でもあんたほどのアホはいない」
寿恵子がその節は申し訳なかったと頭を下げると
「もっと早く来なさいよ」
といい寿恵子を抱きしめました。みえはまつ(牧瀬里穂)などの人づてに寿恵子が苦労していることを聞いており、長女の園子が亡くなったことも知っていました。みえが寿恵子を抱擁する姿をみて料亭の人々もほっとした顔で見守ります。
姪の性格を熟視したみえは、寿恵子に、詫びに来ただけではないだろう、何の用で来たの?と問いました。愛するからこそ知っていたのです。

みえは寿恵子に今いくら借金があるのか聞きました。二百円だった借金は現在五百円に膨れ上がっていました。利子だけでも援助してもらえないかという寿恵子に、それだけではどん詰まり解決にならないとみえは返します。
「腹立たしのはね、お寿恵ちゃん、詰めが甘いってことよ。今まで何もしなかったの?子育て?内職?大変でしたって?ちゃんちゃらおかしい。借金膨らんでんじゃないのさ。高藤様を捨てて、そんなダメ男を選ぶ。ちゃんと覚悟があって一緒になったんだろう?」
寿恵子は素直にだけだとわかっていたがいざ子供たちから離れると考えると怖くてダメだったと認めました。でも万太郎は泥船ではない、今をしのべば未来がある、万太郎は必ず大成する人だ。日本中の植物を解き明かし一生をかけて図鑑を完成させる人だと語りました。
みえは、なにそれ壮大な馬鹿、あんたもよ、二人そろって想像を絶する馬鹿と返しました。しかし寿恵子は世の中にはたくさん人がいるが万太郎のような人は一人きり、そんな彼が書いたものが後の世に残ることもあると言いました。みえは何があろうと万太郎を悪く言わない寿恵子にあきれながらも思うところがあったようで、奥から金を用意してきました。
「ここに百円入ってる。ただでは貸さない」

みえは寿恵子を甘やかさずそう言いました。その時みえの夫で叔父にあたる笠崎太輔(遠山俊也)もやってきました。いい顔をするようになったと太輔も再会を喜び寿恵子を大変可愛がっていたのがわかります。
みえは、先ほどの百円は賃金の前借りだとし、ここで働きなさいと寿恵子の職もあっせんしてくれるのでした。いまさら芸者は無理だがうちなら女が稼げる手立てがある、芸者より稼ぐ仲居もいる、お金を稼ぐなら内職よりいいはずだといい太輔も許してくれました。
太輔は、
「料亭「巳佐登」は大店で、幕末から大金の大かたを握る人々が訪れる場所だった。時に政さえうちの座敷で話が動く、そんなところで誰と縁をつなぐかが重要だ」
と諭し巳佐登で働くことで寿恵子が夫の仕事の縁をつなげるようにも示唆してくれるのです。そしてみえが昔寿恵子の父・西村に惚れていてねとからかうのです。
太輔が所用で去ると、みえは寿恵子が可愛いのは本当、娘がいればって思ったこともあると言い、金を稼ぎたいなら、あんたの愛嬌、度胸、気働きありったけやってみなさいと励ましました。
そして女中頭・マサ(原扶貴子)と引き合わせ寿恵子の面倒を見るように申し付けました。みえの前では微笑んでいたマサでしたが、寿恵子と二人になると厳しい顔、決して出しゃばってはならないと言い含め、すぐに客の挨拶に連れていました。
そこは財界トップの岩崎弥太郎の弟・岩崎弥之助(皆川猿時)の座敷にあがります。マサは手慣れた様子で弥之助と会話し、寿恵子をおかみさんの姪だと紹介しました。
弥之助は「おかみさんの姪ってことは『吉也』の娘かい。東京のお歴々からその辺の男じゃ手の届かん。東京には夢みたいな女子がおると聞いていた。おまんをとおしてとうとう吉也に会えたわ」と感慨深く話しかけてきました。
寿恵子は弥之助が何者か知らず、お国言葉が土佐の言葉ですねと笑い、弥之助も笑いながらほんとに素人なんだなあと言いました。
あとからマサに岩崎弥之助様は岩崎弥太郎様の弟で、弥太郎が亡くなってからトップに君臨しているのはあの人だよと叱られ、岩崎弥太郎の名前を聞いた寿恵子はやってしまったと顔を真っ青にするのでした。

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らんまん第103話ネットの反応「みえ叔母さんとの再会よかった」

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まつお母さん、「吉也」の名で通った芸妓さんだったもんなぁ #らんまん #朝ドラらんまん
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ミエ叔母さん心配してくれてた💦
そして初めましての旦那さん
#らんまん
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板前はアキラ100%
#らんまん
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最近tvkにアキラ100%がよく出てるんだけど、服着てると誰だかいつも分からない(笑)
らんまんの料理人、佐戸井けん太さんだと思ってたよ
#らんまん

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らんまん。えみ叔母さんがこの時代に流行してた束髪で素敵〜(*´ω`*)
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万太郎は夢のようなおなごと結婚したんやね~✨✨✨
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みえおばさんとの再会🥲♡姪っ子を思う心が素敵、、。今日の朝ドラ受けは明るい感じでほんわかした😌💭爛漫終わらないでほしい〜〜
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ついにというか、ようやく寿恵子さんも働きに行く事になりましたね
身内のコネは最強カード
活かしきれるでしょうか?
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岩崎弥之助が出てくるなんて大河かと思った
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みえおばさんの器の大きさ
素敵だなぁ
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#らんまん【待ってた みえ叔母さん】寿恵子としては高藤さんの件で みえ叔母さんの顔に泥を塗ったことが引け目になってて、合わせる顔がないと思っていたのだろう。八犬伝を質草に入れる程 追い詰められて やむなくここに来た。でも みえ叔母さんは 待ってたんだね。その愛情に泣ける。#朝ドラらんまん

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らんまん第103話ネタバレ感想考察「花をめでたことで有名な岩崎弥之助」

岩崎弥之助といえば、三菱財閥の祖岩崎弥太郎の弟で兄を敬愛し支え、兄亡きあとは二代目として三菱財閥を大きくした人物として有名です。
金持ちとなっても芸者遊びにおぼれず、晩年は花を育てたエピソードもあります。
また政界の大物大隈重信に菊を進呈した、大隈邸で観菊会を行ったという逸話も。700~800種類の菊を栽培し、交配して新品種を作り出すことも趣味としていたなど、道楽とは呼べないほどの肩入れっぷりでした。
菊に入れ込んだのは皇室や明治政府への経緯からかもしれませんね。
そんな人物が同時代を生きたらんまんの槙野万太郎と絡ませるないわけがありません。
次回からは菊くらべがはじまります。巳佐登は縁をつなぐ店、そこで寿恵子が弥之助とどのような縁をつなぎ、万太郎を大成させるのか、展開が気になりますね。

次回:らんまん第104話「VIPとの出会い」

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