前回、寿恵子の母・まつ(牧瀬里穂)や十徳長屋の住人達の慰めでようやく前を向いていく万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)。いつか園子に会うその時に、図鑑を持っていけるように頑張るという万太郎に寿恵子はただ寄り添うのでした。
らんまん第92話ネタバレ感想「ある喜びと喪失」
前回、未だ長女・園子を失った喪失感から抜け出すことのできなかった万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)。寿恵子に至っては園子の声が聞こえると夜半飛び出すほどでした。
十徳長屋の住人たちはそんな夫婦を心配し、当時高価な卵を持ってきたりとあれこれ世話を焼くのでした。
ある夜、園子の死を自分のせいだと責める寿恵子に、万太郎はいつか自分たちも死ぬ、その時に園子に図鑑を持っていけるように精いっぱい頑張ると言い慰めます。
日が空け、まつからかる焼きの作り方を習う万太郎。初めてつくったかる焼きを寿恵子にわたし、ようやく笑顔を見ることができるのでした。
そして6月、寿恵子は第二子である女の子を産みました。長寿であることを願い千歳と名付けました。それから産後1か月たち、まつは文太の元へ戻ることに決めます。
時同じくして、ロシアから手紙が届きいつもと筆跡が違うことに気づきます。それはマキシモヴィッチ博士の妻からのもので、急いで開くとそこにはマキシモヴィッチ博士の訃報が記されていたのです。事実上万太郎のロシア行きがなくなった瞬間でした。
一度でいいからお会いしたかった、万太郎の瞳は緩みましたが、自分の標本名を書き上げ、どこにも属さず自分のコレクションを発表したらいい、そう決意を新たにするのでした。
田邊教授から土佐の標本五百点を書き上げるように言われていた万太郎、それにそのコレクション名を入れてやると息巻き笑顔を向けるのです。寿恵子もまた一から始めたらいいと答えます。
そこに土佐から竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)が訪れます。突然の訪問に長屋に住人達もわき、大歓迎します。
二人は園子が亡くなったことを知り、仏前に手を合わせたあと、千歳の誕生を喜びました。そして峰屋でおこった火落ちの件を話し分家と相談の上土地屋敷を手放し峰屋の暖簾を下したことを伝えました。暖簾を預かりながら申し訳なかったと詫びる綾と竹雄は頭を下げ、万太郎は急いで頭を上げさせようとしますが、二人は再び頭を下げ万太郎たちも報告してくださってありがとうございますと下げあうのでした。
夜、風呂を終えた4人、女性陣は千歳をあやし、万太郎と竹雄は東京での顛末を話していました。万太郎が大学の出入りを禁止され土佐の標本を取り上げられた話を聞くと、竹雄はその代わり検品やら手伝っていただろうと不満顔でした。万太郎は笑いながら標本を取り上げられたとしても取り上げきれないものがある、それは名前だと言いました。
しかし竹雄は万太郎のどこか浮世離れした性格を案じ「わしは反対だ」と止めるのでした。
前回:らんまん第91話「いつかその約束を胸に」
次回:らんまん第93話「前を向く人、足を掬われる人」
らんまん第92話ネットの反応「ナナナナーナナナナー!」
千歳ちゃん
(⸝⸝⸝´꒳`⸝⸝⸝)
#らんまん
#朝ドラらんまん
祝千歳ちゃん誕生
地獄週間の中の幸せ
ななななーななななー
郵便配達いきなりジョイマンか
マキシモヴィッチ博士没
ロシア行きも没
不幸の連鎖はまだ続く
とうとう長屋に綾様降臨
不幸報告会開催中
そろそろ浮上して貰いたい
らんまん第92話ネタバレ感想考察「マキシモヴィッチ博士もインフルエンザで死去していた」
今回、まさかのジョイマン高木さんの登場回でしたね。そのまま韻を踏んでくれれば完璧でした。どういう経緯でご出演だったんでしょうか。
いずれにせよネット上はジョイマン高木さんの郵便局員役で湧いていました。
さて、今回はマキシモヴィッチ博士が亡くなり、万太郎のロシア行きが事実上なくなってしまったという衝撃的な展開。
大学の出入りを禁止されさらに標本500点を寄贈せよとの命令、園子を亡くし、頼りにしていた峰屋も暖簾を下し万太郎は一気に厳しい状況に追い込まれていきます。もしマキシモヴィッチ博士の元への招集が現実となっていたらこれからの困窮はなかったかもしれません。
マキシモヴィッチ博士の死因、作中では肺炎を起こして、と言われていましたが史実ではインフルエンザによるものだそうです。
スペイン風邪として大流行したインフルエンザは1918年~1819年の間に流行し、マキシモヴィッチ博士が患ったのはその20年近く前の1891年ですから、この頃はインフルエンザというものを皆知らなかった時代でした。
現代のように抗生物質がすぐに振舞われることがなく、ひとたまりもなかったことでしょう。歴史の皮肉を感じますね。
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