前回5話で舞(浅田芭路)と母・めぐみ(永作博美)は互いが離れて暮らすことが身体を治す方法だと祖母・祥子(高畑淳子)に告げられます。過保護が舞の身体を痛めつけていると告げられためぐみ、愛するが故に離れて暮らすことを決断し東大阪に帰っていくのでした。
今回から孫と祖母二人の生活が始まります。
舞いあがれ!第6話ネタバレ、あらすじ
母・めぐみ(永作博美)が乗る船を見送って空を見上げるとばらもん凧が空を舞っていました。
ばらもん凧の由来は元気者のことを指す「ばからもん」から来ています。舞が空を見ていると一太(野原壱太)、凛(絢香)、信吾(鈴木浩介)一家が寄ってきます。一太たちが上げていたのです。
舞もやってみろ!と渡されたのですが、うまくできず落下するばらもん凧。翌日、舞は37.5度熱をだします。落下したばらもん凧は壊れてしまったのです。一太は許してくれましたが舞はどうしようもなく落ち込んでしまいます。
その時家には、木戸豪(哀川翔)が大きな魚を手に訪れます。そこでめぐみが舞を残して東大阪に帰ったと聞いて驚愕、舞の為に引き離したという祥子に、せっかく14年ぶりに会えたというのに…と豪は納得いかない様子でした。
一方、めぐみは東大阪に戻ってきました。玄関を開けると、部屋ではもう少し待ってくれ、と誰かと電話で話す浩太(高橋克典)がいます。おかえりとねぎらう夫、部屋の中を見ると散らかった洗濯物に浩太の苦労が見えました。
めぐみは浩太に言います。「お母さんがな、舞と離れた方がええいうんよ。そうかも、て、思ってしもた」そう涙ぐむめぐみに、お前は悪くない、と浩太は慰めます。部屋の外では会話を聞いていた悠人(海老塚幸穏)は両親の様子に声をかけることなくそっと2階にあがります。
夜、舞は祥子と食卓を囲みます。落ち込みはまだ取れずご飯を残す舞を祥子は呼び止めます。ご飯を残してごめんなさい、と謝る舞。
そうじゃない、自分の食器を洗い場までもっていきなさい、と指示をします。舞がやったことない、というと、この島では自分のことは自分でやるのだと伝え、そのまま食器の洗い方を教えます。しかし食器を落とし割ってしまう舞。しかし祥子は怒らず「動いてはだめだ」と舞を気遣うのでした。
布団に入り舞はめぐみを思い出し「おかあちゃん…」とつぶやくのです。
朝、舞は驚愕します。起きたらもう8時半になっていたのです。食卓にはご飯も用意されていますが、学校はもう始まってしまいます。
そこに祥子が帰ってきて、どうして起こしてくれなかったの?というと、祥子はあっけらかんと、自分のことは自分で。目覚ましをかけなかったの?というだけでした。
もう学校が始まってしまう!!と慌てる舞ですが、ならいそがないといかんばい?と返すだけの祥子、舞はねぐせのまま学校に走ります。
しかし走っていると思い出すのは母の声「走ったらいかんよ?」というセリフを思い出し駆け出すのをやめてしまうのでした。
学校につき、遅れたことを謝ると先生も怒りません。明日からは気を付けんといかんよ?というだけでした。
しかし遅れたことや、方言のかるたの言葉をうまく言えなかった舞を一太がからかいます。悪気のないものでしたが舞の心に思いくのしかかったのか舞はその夜熱を出してしまうのです。
谷先生(前川清)は毎回上がったり下がったりかわいそうに、と舞を憐れみますが、祥子は絶対よくなる!と言い切るのです。
舞はその夜祥子に相談します。何やってもうまくできないのだと。
「できないと母ちゃんにしかられっとか」と聞く祥子。すると舞は首を振り「やってくれる」と返します。
「出来ないことは次で出来たらいい。出来んなら出来ること探せばいい」そう言って微笑みます。熱が下がったら、今度の休みおばあちゃん手伝いをしてみないか?という祖母。舞は興味を示し、熱が下がることを祈るのでした。
舞いあがれ!第6話の反応「おばあちゃんはカウンセリングの天才」

「母ちゃんが代わりにやってくれる」
本人も気づいていない問題の本質を言語化することで明らかにする祥子さんの会話術
カウンセリングの天才か




「わかる、わかるよ」
めぐみさんはあの時の私
いや、今だってそうかもしれない。
心配して心配してつい先回りしてしまう気持ちがわかりすぎて責めることなんてできない。
そんなお母さんたちが日本中に沢山いると思う。


舞いあがれ!第6話感想考察「祖母だからこそ出来る育児」
前回5話では、祥子がめぐみを諭し過保護気味のめぐみを舞から引き離しました。
受け入れたところを見ると、めぐみは疲れていて、自分が舞に対してプラスになっていないことにうすうす気づいていたのかもしれません。
ここで我が強ければ絶対に離れない!となるのですが、そうならなかったのは理性の強い母であったのでしょう。
悠人が気になりますね。中学受験は本当に親子二人三脚で乗り越えなければいけません。あと9か月しかないと言いながら母を送り出すあたり、ひねくれそうに見えて本当に家族思いの少年です。
母が戻ってきて、悠人はどうだった?いうセリフが出る前に、舞を置いて帰れと言われてしまった、という会話をしているのを聞いて孤独であったかもしれません。
悠人が潰れないようめぐみらが気づくか、展開を注視したいところですね。
祥子の育児は、一度育児をしているからこそできる子育てです。失敗してもいい、は若い親だとなかなか言えません。
祥子によって舞本来の性格や、才能が開花していくのが楽しみです。

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