舞いあがれ!第10話ネタバレ感想「凧揚げ大会」

舞いあがれ!

前回、舞(浅田芭路)は、一太(野原壱太)の母・莉子(大橋梓)が産気づく場面に遭遇、懸命に走り命の誕生の手助けをしました。反面、生まれてきた弟けいたのばらもん凧を壊してしまうことが怖く、一太の凧揚げの誘いを断ってしまいます。大会にも呼ばれなくなり意気消沈する舞をおばあちゃん(高畑淳子)が励ますのでした。

舞いあがれ!第10回ネタバレ、あらすじ

舞(浅田芭路)はおばあちゃん(高畑淳子)に背中を押され一念発起、勇んで一太(野原壱太)の家に行き「わたしも凧揚げ大会に参加したい」と意を決して伝えるのでした。

舞の勇気はすぐに報われました。腕白ですが心優しい一太はすぐに舞を受け入れ子供たちは仲良く大会当日を迎えます。
大きなばらもん凧を大人たちが用意し晴れた五島の空を背景にみんなで写真撮影、子供たちの笑い声があたりを包みます。

まずは一太が凧を上げうまくいったらみんなで糸を引く手筈でした。しかしそこで一太がとめます。最初に舞にやってみろと言うのです。
舞からやってみたいと初めて言ったから舞からやらんね、と凧ひもを差し出します。
「大丈夫、すぐに助ける」という一太に舞はやってみる!と受け取ります。
よーいどん!と大人が言い舞は走ると凧は天高く上がります。風を受けて舞がよろめくと一太たちがすぐに助けに入ります。ばらもん凧は美しく飛び一太の母・莉子(大橋梓)は赤ちゃんをあやしながら微笑みます。
「凧、私があげた!」と満面の笑みを浮かべる舞を祥子は優しく頷くのでした。舞はまた素晴らしい成功体験を重ね思い出とするのでした。

東大阪の母・めぐみ(永作博美)は祥子から舞の成功体験を聞き、熱も出ていないことを聞いてほっとします。
そして舞はもう大丈夫だ、大阪に帰らすけん、と続ける祥子にめぐみは涙ぐみます。めぐみはすぐに迎えに行くと返しました。

五島では舞が一太と浜辺で遊んでいます。楽しそうにしていましたが急に一太は背を向けてしまいました。一太は舞が東大阪に帰ると知ってしまったのです。
「五島は冬になると雪が降るとぞ。雪合戦ばしたかろ?」という一太に「したい」と舞が答えると、「よか、決まりたい!」と引き留めの言葉を残して去ろうとします。
察した舞は「ごめんな帰る。私、お母ちゃんもお父ちゃんもお兄ちゃん大阪におるやろ。みんなに会いたいねん」
一太は悲しそうに下を向くしかありませんでした。

夜、荷造りをしていると祥子が舞と兄・悠人(海老塚幸穏)の二人のばらもん凧を渡しました。
そしてばらもん凧を上げた時のことを覚えているか?と聞きます。舞が風にも負けずに上げた、と答えると「ばらもん凧のようにどんな向かい風にも負けるな、たくましく生きるとぞ」と激励します。
「ばんば、今までありがとう」孫の言葉に涙を浮かべ祥子も微笑むのでした。

大阪に戻る当日、舞はさくら(長濱ねる)、豪(哀川翔)、信吾(鈴木浩介)、凛(絢香)、一太に貝殻で作った風鈴を渡すのでした。
一太に「一太くんといたら楽しかった」と答えると一太は「俺のこと忘れんなよ」と返します。喧嘩もしたけれど二人は笑顔で別れ、五島の出来事は舞の一生の思い出になるのでした。

福中港ターミナルでは、めぐみが待っていました。
めぐみは祥子にありがとうございました。これからはうちがちゃんとやるけん、というと頑張りすぎるなと祥子は言います。祥子の愛を感じて二人は船にのり別れるのでした。
舞はおばあちゃんのことを「ばんば」と呼ぶようになりました。
船の中で、舞は大阪まで飛行機に乗ってみたいとねだります。空への興味が出てきていたのです。めぐみはすぐに聞き入れ、初めて乗った飛行機に舞ははしゃぎます。飛んでるで!と言い窓を除く舞を前の座席のカップルは微笑んでみています。舞にとって飛行機に乗ったことも大きな思い出になるのでした。

前回:舞いあがれ!9話はこちら

次回:舞いあがれ!11話はこちら

舞いあがれ!第10話の反応「一太君の文学的できれいな愛の告白に脱帽」

Twitter
子舞ちゃん、確かにすごい子役さんだけど…
あの高畑さん永作さんの芝居をど正面で受けてるわけじゃないですか…これからさらにどえらい役者になるぞ…
Twitter
舞ちゃんの発熱を治すのに、2週間を丁寧に使って、見事に視聴者を納得させてくれた舞いあがれ。天国のお父ちゃんに頼んだら最終回の一瞬で治っちゃったコントとの違いに、こっちの熱が上がりそう。
Twitter
もう15分間すべてが素晴らしいんだけど、貝を拾うシーンが映画みたいで。「この島、冬になると雪が降るとぞ。雪合戦ばしたかろう?」って、なんて文学的で綺麗な愛の告白なんだろうか。
Twitter
祥子さんをはじめ島の大人たちに見守られながら癒されて鍛えられて元気を取り戻していった舞だけど一番最後に困難に立ち向かう勇気を持てたのは一太くんとの友情と信頼関係があったからだったというのがなんかいいなと思った 子ども同士の世界が大切にされてる

舞いあがれ!第10話感想考察「幼い恋尊い」

前回、揉めてしまった一太くんに向き合い、自分からばらもん凧大会に参加したいと言えた舞、東大阪にいた頃より大きく成長しました。
舞の気持ちにこたえる一太が素晴らしいですね。五島の自然がはぐくんだのでしょうか。あとくされ残さず舞を受け入れました。

凧を上げるときも、舞が初めてやってみたいと言ったから、最初にやってみろと促す、大人でもなかなか促せれることではありません。
自分が主催ですし、自分の弟の誕生を祝う凧揚げ大会の主役を舞に譲るようなものです。出来た子ですね。

そんな一太も舞に淡い恋心を抱いていたようで、帰ると知ってから「この島、冬になると雪が降るとぞ。雪合戦ばしたかろう?」と間接的に止める言葉を投げかけています。一緒に居たいという純粋な気持ちが出ていて、朝から心が洗われる気持ちで見てしましました。
舞は大人になって小型飛行機を作ることになりますし、五島が舞台となることから一太君との再会、結婚相手も一太くんになるのでしょうか。
大人の一太のキャスティングが待ち遠しいですね。

舞は今回から祖母・祥子のことを「ばんば」と五島の言葉で呼ぶようになりました。おばあちゃんとの距離がまた一つ近くなった印象ですね。おばあちゃんの再登場も楽しみです。
次回からはまた東大阪パートが始まります。

次回:舞いあがれ!11話ネタバレ感想考察

コメント

タイトルとURLをコピーしました