らんまん第58話ネタバレ感想「大店の斜陽」

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前回、寿恵子の母・まつ(牧瀬里穂)への挨拶も済ませた万太郎(神木隆之介)は、寿恵子と竹雄(志尊淳)を伴い翌年の春を待って故郷佐川に帰りました。そこでみたものは造石税という酒税に苦しめられ、役人からのきつい検疫をうける綾(佐久間由衣)の姿でした。

らんまん第58話ネタバレ感想「大店の斜陽」

前回、万太郎(神木隆之介)は寿恵子の母・まつ(牧瀬里穂)に結婚の挨拶をしに白梅堂に行きました。了承をもらえた後、まつは地方の実家に戻るという文太(池内万作)に付いていき東京を離れるという驚きの発言が。
そしていざとなれば、今はまだ怒っているという叔母・みえ(宮澤エマ)に頼れと言うのでした。
翌年春、万太郎は寿恵子(浜辺美波)と竹雄(志尊淳)を伴って佐川へ帰郷、そして峰屋の前でみたのは、役人に土下座し今日は「甑倒し(こしきだおし)」の日だから待ってくれ、と請う綾(佐久間由衣)の姿でした。

万太郎はそこに割って入り自分が今東京大学にいること、そして「今年鹿鳴館が開き、政府が西洋化のために力を尽くしているのは重々承知している」と伝え土下座する綾を起こしました。
そして竹雄も「西南戦争の借金があること、地租改正がうまいってないことも知っている。とれるところから取れといわれていることも理解している」と追随。
そちらも、ほかで隠す蔵を見ていたから峰屋を疑っているのだろうがうちはそのようなことはない。峰屋は深尾の殿様に酒を治めたのが誇りに酒屋、大切な今日一日だけでも大目に見てほしい、と相手の懐にはいるように説得を試みます。
するとやじ馬からも「峰屋はまっとうじゃ!」の声があがり、役人もしぶしぶ引くのでした。

役人が去り、固唾を見守ってみていた人たちに礼をいうと、さっそく峰屋の人々に寿恵子を引き合わせました。綾をはじめ皆寿恵子を大歓迎、蔵の掃除をしていた蔵人たちの声も嬉しそう、女中たちは寿恵子のかわいらしさをたたえ、すっかり洗練された竹雄をほめそやしました。竹雄の母・ふじ(石村みか)はあれは私の息子だからと鼻高々です。
そして峰屋の前で行われた役人との応酬を見ていた若い女たちが竹雄の姿を気に入り峰屋を覗くなんてことも起こります。洋装の竹雄はすっかりあか抜けていました。

ひと段落した万太郎と寿恵子は綾と造国税の件について話していました。酒問屋が実家の藤丸(前原瑞樹)から酒蔵の苦境について聞いていたが、予想以上の取り締まりだったと言う万太郎。
綾も今年は売り切ることができ税金も払えるが試しの酒を仕込むこともできず、峰の月以外の酒を開発することができないのだと言う。しかしいま何よりの心配は祖母・タキ(松坂慶子)が病に伏していることだと言うのです。
タキが倒れたのは去年の梅雨頃、万太郎が植物学雑誌に一番苦心しているころ、心労を与えたのではないかと気に病む万太郎をふじが、タキは峰屋という思い荷物をようやくおろして安心しただけだと慰めます。タキは万太郎に知らせるなと口止めをし、寿恵子を連れてきてくれると知り楽しみにしていたのです。

万太郎が急いで祖母の部屋に行くとタキは、百人一首かるたを散らして正座していました。病床であることを悟られまいとする姿に万太郎は目を見開きます。
そして寿恵子を招き入れ結婚の挨拶をしようとするとタキは「認めたわけではない」と止め、「自分の嫁入りの時も義母と勝負した」といい百人一首勝負を挑んでくるのでした。

前回:らんまん第57話「それぞれの道」
次回:らんまん第59話「恋が実るとき」

らんまん第58話ネットの反応「土佐に吹き荒れる竹様フィーバーw」

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竹雄だけカメラがソフトフォーカスになる悪意www
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そりゃあ志尊くんに微笑まれたら演技でなくても黄色い声上げますわな〜w
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東京のイケメンに湧く女子!
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峰屋で
『竹さま』w
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らんまん、説得フェイズの万太郎かっこいい
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竹雄はいい加減、自分のビジュを把握しなきゃ
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東京の大学に通ってますって咄嗟に言えるのが万太郎の凄いとこなのよ。嘘は言ってない…が、入学したとは一言も言ってない笑 #らんまん
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おばあちゃんの万太郎に心配させまいとする凛とした姿に泣ける😭

らんまん第12週まとめはこちら

らんまん第58話ネタバレ感想考察「しれっとアサーティブコミュニケーションを使う万太郎」

今回、役人の立場を理解を示しつつ要求を通すという交渉術の冴えた万太郎と、東京に行ってすっかり洗練された竹雄がネット上でも超反応でしたね。

万太郎の交渉術は「アサーティブコミュニケーション」に似たもので、相手の考えをしっかり受け止めつつ、同時に自分の意見や考えをしっかり示し、相手にばかり我慢させたという印象を軽減するものです。

さらりと自分は東大に通ってる(嘘は言ってない)、鹿鳴館がもうすぐ開く(政府の考えを理解してる)、地租改正がうまくいってないのを知ってる(辛いよね、そちらの立場もわかるよ)と、誠実に見せ同情を示しつつも自分はあなたを理解できるというスタンスも見せつけています。ここまでされては相手も引くしかありません。
しかも馬鹿にされたときれることもないのです。ところどころに万太郎のインテリ面を見せつけられた回でした。

インテリといえば、学校に通っていないはずの竹雄がすっかり洗練された東京男子になっていましたね。竹様呼びはわらいました。綾さんもころっといってくれるでしょうか。

そしておばあちゃん、重病の床についているといっていましたが、万太郎たちが訪れたら正座してしゃきっとしている、さすが一筋縄ではいかないおばあちゃんです。寿恵子とのかるた勝負はどうなるのでしょう。次回も楽しみですね。

次回:らんまん第59話「恋が実るとき」

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