前回、25話は主人公万太郎(神木隆之介)ではなく竹雄(志尊淳)の想いにスポットが当てられました。綾(佐久間由衣)への告白、そして万太郎についていくという決意を1話かけて丁寧に描かれました。今回はとうとう万太郎と竹雄二人の東京生活の幕開けです。
らんまん第26話ネタバレ、感想「いざ東京」
前回、様々な葛藤を乗り越えた万太郎(神木隆之介)と竹雄(志尊淳)は峰屋の家業から手を引き東京にやってきました。新たに始まる新生活ですが、期待に胸膨らむ二人の行く先は前途多難な様相です。
しかしそこは万太郎、駅に咲くたんぽぽの色が黄色く、佐川の白色のタンポポと違う色であることに気づきます。東京に来ても万太郎は変わらないのです。
万太郎と竹雄は早速博物館に足を運びます。博物館に入り同席しろという万太郎に竹雄は外で待っていようとしますが、峰屋を出た今竹雄はもう従者ではなく相棒であると万太郎は言い竹雄は笑顔を浮かべます。二人の関係はまた新しくなっていました。博物館に足を踏み入れると博覧会の時に出会った小間使い(久野雅弘)や野田基善(田辺誠一)に歓迎されます。万太郎が土佐で調べた植物の数々をまとめた本に目を通し、土佐の自分の知識だけでは無理だと思って東京に出てきたこと、そして自分ではどうしてもわからない植物を見つけてそれが新種かもしれないことを伝えると野田の目は一層輝きを増します。
トランクの中に入れている新種かもしれない植物を見ようとしていたところ、里中芳生(いとうせいこう)が新種のサボテンを持ってきて現れるなど博物館の中の時間は万太郎にとって幸せな限りでした。別れ際、野田は東京大学の植物教室への紹介状を手渡してきました。トランクの中の植物は東京大学にある資料と照らし合わせた方が良いと助言をし、里中もまた万太郎の「土佐植物目録」を特定地域のフローラをを完成させたと高く評価し激励するのでした。
博物館を辞すると万太郎たちは次の待ち合わせに向かいました。名教館でともに教鞭をとっていた広瀬佑一郎(中村蒼)との再会の時間でした。再開する一年前まで佑一郎は札幌の農学校で勉学を学んでおり、その自然の厳しさから蘭光先生(寺脇康文)の最後の課外授業の言葉を何度も思い出したと言います。自然は人間より強い、自分は土木工学を学び自然と人間が共生できる助けになりたいと今は工部省に勤め鉄道の開発に従事していると言います。佑一郎は蘭光先生の言う「金色の道を進んでいる」と高く評価する万太郎に佑一郎は微笑み「お前もそのために来たんだろう」と返します。万太郎が東京大学への紹介状を書いてもらったと言うと佑一郎はそれだけではと心もとない顔をしますが、一度行ってみろと後押しもしてくれました。
穏やかな時が流れますが、竹雄が下宿先に佑一郎のおじさんの家を紹介してくれた礼を言うと、佑一郎はちょっと渋い顔をします。万太郎が峰屋から運んだ荷物が多すぎて家主の妻であるおばが激怒していると言うのです。きれい好きのおばには保護紙に挟んだ植物がただの枯れた草にしか見えず虫でも湧いたらどうするのだと。人の家の書生になるということは妥協も必要だと諭す佑一郎ですが、植物の標本に関してはこれからどんどん増えていく標本に関しては妥協できない万太郎はやむなく別の家を探すことにするのでした。
佑一郎は気を悪くすることもなくあけすけな万太郎を案じます。佐川では通用したが、東京は厳しい場所だと。万太郎にはまだよくわからないことでしたが、その懸念は現実となっていくのでした。
前回:らんまん第25話「竹雄の決断」
次回:らんまん第27話「トランク盗まれる」
らんまん第26話ネットの反応「佑一郎クラーク先生のとこにいたのか!」
私の中で
たけおくんが、可愛すぎて、まんたろうが霞む
神木隆之介君が可愛いから絶対見ると思ったのに、気持ちが変わってる🥴
子呼びする気持ち
わかる
^^;
鉄道とおしちゅうがじゃ
さっとあらすじを読みたかったらこちら
らんまん第6週あらすじまとめ
らんまん第26話ネタバレ感想考察「佑一郎のおじさんはなかなかアグレッシブ」
今回、広瀬佑一郎くんが中村蒼さんになって帰ってきました。名教館がなくなったあと東京に行きました。叔父さんについて深くは言及されていませんが、モデルになったのは土佐藩士片岡源馬、のちに改名し片岡利和という男爵の地位まで上り詰めた人物です。討幕運動に土佐藩脱藩、大坂城焼き討ち計画に参加するなどなかなかにアグレッシブで長州藩と連携する一方、坂本龍馬とも縁を持っていました。龍馬と共に暗殺された中岡慎太郎の短刀を形見として受け取るほどです。そして明治維新になると明治天皇の侍従になり天皇の命をうけて北海道視察を行うなど、佑一郎のモデルとなった廣井勇が北海道農学校に行くことにも縁を持った人物です。
今回万太郎は、その荷物の多さで叔父の家の書生になることを断念しましたが、明治天皇の侍従をつとめる人間の家に入りきらないほどの荷物って?となりました。そりゃおばさん怒ります。叔母なんていってますがそんな近いものではなくれっきとした男爵夫人ですものね。男爵夫人に我を通すなんて出来ないです。創作でしょうがそこでまた万太郎の浮世離れした性格がわかりますね。
史実の牧野富太郎のエピソードをみると、らんまんのように仮に廣井勇に下宿先に叔父の家を紹介されてもうまくいかなかった気がします。長屋暮らししたほうがお互いの為かもしれません。
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