らんまん第125話ネタバレ感想「想いよ届け」

らんまん

前回、命からがら逃れた万太郎(神木隆之介)ら、十徳長屋に戻ってみたものの、そこは燃え落ちていました。長年の標本が灰と化してしまったことに落胆しますが、そこには一輪のムラサキカタバミが咲いていたのでした。

らんまん第125話ネタバレ感想「想いよ届け」

前回、命からがら渋谷に逃れた万太郎(神木隆之介)、しかし家族の無事を確認した後に気になるのははやり長年集めた標本のことでした。軍も警官でも統率が取れなくなっていく東京の町、その中を行くのは危険だと止める息子たちの制止を振り切り十徳長屋に向かいました。
しかし、そこはもう焼け落ちた長屋に灰となった標本が残るばかりでした。焼け跡から園子の遺品を出していると神田の大畑印刷所にいた虎鉄(濱田龍臣)と合流します。二人は、長屋の隅に咲いたムラサキカタバミを見ながら、子株が残ったならまた咲き誇る、何があっても季節は巡り、立ち直ることができると確かめ合うのでした。

地震から一か月、渋谷の景色は一変、住居を失った130万人の東京市民が郊外に流れてきて、その余波で渋谷はごった返していたのです。寿恵子に(浜辺美波)に相島(森岡龍)はこの渋谷の景色を思い描いていたものだ、不謹慎ですが我々の勝利ですね。こんなことになる前から渋谷に目をつけていたといいました。
震災のおかげで旧幕時代の建物を一新できる、世界の一等国の町づくりができる、というのです。
相島は官僚としての観点からそう述べ、「やまもも」の再会はいつかと心待ちにしていましたが寿恵子は複雑な思いを抱くのでした。

「山桃」には大喜(木村風太)が顔をしかめながら新聞を眺めていました。渋谷の憲兵隊が無政府主義者を殺し小さな子供まで殺したというのです。震災の混乱に乗じて軍がこんなことをしたのが許せない大喜は陸軍に取材に行くと息巻き、寿恵子にも店を再会するなら気を付けてくれ、渋谷はもう片田舎じゃないあらゆる人間が押し寄せる日本中の目がここに向いていると忠告するのでした。

二階では万太郎がムラサキカタバミの原稿を仕上げていました。寿恵子はどうして図鑑を完成させる気力があるのかと問いました。自分が図鑑を完成させろと言ったから無理をしてるのではないかと心配になったのです。
しかし万太郎は、こんな状況になっても植物が咲いていた、だから頑張れるのだと返しました。

寿恵子はどうしてそう思えるのか、馬琴先生みたいに特別だからできるなんてあなたに対して思いたくないというのです。万太郎はただ嬉しさを誰かに渡していきたいだけ、40年かかった標本も10年あれば取り戻して見せるのだと微笑みました。
寿恵子は町も人も変わっていくけど何年たっても変わらない万太郎のことがすきだと涙を流します。
そして万太郎が再び研究に集中できる場所を提供したいと願うようになります。渋谷ではもう手狭でもっと広い土地が希望でした。
寿恵子は相島とフミ(那須凛)を最後のおもてなしとして招待し、「山桃」を売却する意思を伝え、相島に買ってくれないかと話を振りました。渋谷の町はこれからで、寿恵子にとってここが手狭なら、もっと広い店を提供するとまで相島は申し出ましたが、万太郎の夢を完成させたいという寿恵子の望みとは合致しませんでした。
相島は、寿恵子の才覚を惜しいと思いながらも揺るがないとみると、長年の付き合いを考慮して5萬圓で買い取ると決めました。寿恵子のことを街づくりの盟友であると思っていた相島からの手向けでした。

後日、寿恵子が土地を買い取ったと聞いて万太郎は後から驚くばかりだったのです。

前回:らんまん第124話「カタバミは咲く」
次回:らんまん第126話「草花に囲まれた楽園を」

らんまん第125話ネットの反応「寿恵子ちゃん敏腕」

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らんまん第125話ネタバレ感想考察「とうとう牧野記念館の土地を買う」

渋谷のお店が5萬圓で売れる…寿恵子ちゃんの錬金術がやばいですね。
大正15年で5万圓って今の価格でいくらなんでしょうか。昭和初期に2千圓あればいい家が一軒立てれたと聞いたことがあるので本当にとんでもない金額を相島さんから提供して貰たことになりますね。
渋谷と同じく、当時の大泉は本当に村で畑ばかりなのですが、現在の大泉学園駅周辺をみたら寿恵子ちゃん卒倒するんじゃないですかね。

またこの頃忠犬ハチ公が生まれて松濤にいたそうです。牧野家がいたのは荒木山付近とのことで、大泉に移る前はニアミスしていた可能性があるとか。それが本当だと面白いですね。

次回:らんまん第126話「草花に囲まれた楽園を」

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