らんまん第7話ネタバレ感想「今こそ変わるべきだ」

らんまん

前回、塚田昭徳(榎木孝明)の口利きで武家の子息の集う学問所「名教館」で学ぶことになった万太郎(小林優仁)、しかし何も言えないひ弱な気質と、武家よりも贅沢な様が皆の反感を買い目を付けられる羽目になってしまいました。広瀬佑一郎(岩田琉生)に木刀を振り上げられたところでおわります。万太郎はどうなったのでしょうか。

らんまん第7話ネタバレ、感想「今こそ変わるべきだ」

前回、武家の息子たちの反感を買ってしまった万太郎(小林優仁)は握ったこともない木刀を握らされ、広瀬佑一郎(岩田琉生)らに絡まれ稽古をつけてやるという名目で打ち合いを始める羽目になってしまいました。

倒れて打たれる万太郎にとっさに割って入る竹雄(南出凌嘉)、これ以上は代わりにワシを打ち付けてつかあさい!と土下座をし緊迫するところで古沢(中村シユン)がとめに入ります。

「町人が!!」と吐き捨てる佑一郎、その言葉に傷ついた万太郎は竹雄と共に帰ろうとします。すると門を出た瞬間にまた下男風な男(寺脇康文)に水を掛けられてしまいます。

まだ講義中なのに帰ろうとする万太郎に下男の男は「お主は峰屋の当主だろう?」当主なら学問が必要だと言うと、お酒は杜氏や蔵人が作ってくれるから問題ないと返す万太郎。
「これからは時代が変わる。武士の子はそれがわかっちゅう。己の才覚だけでいきていかなきゃいけない。今こそ変わるときなんじゃ」
男はそう熱弁するのです。
しかし万太郎は、おばあちゃんは変わったらいけない。先祖代々やってきたことを守ればいいと響かず、男は、なら学問は必要ないな、帰れ帰れ、と万太郎に背を向けるのでした。

名教館から戻った万太郎は神社で寝転がっていました。万太郎を気遣う竹雄の腕は木刀によって傷つけられた跡があります。万太郎は気遣いますが竹雄はピンピンしている、それよりもお手打ちになって殺されても文句はいえなかったのにそうされなかったことに驚いていると笑顔を向けます。

祖母・タキ(松坂慶子)は万太郎に変わったらいけない、代々やってきたことを守れと言います。祖母との言うことは間違ってないはずだ、しかしあの下男の男は変わる時だという。その言葉を考えると胸が痛いのだと万太郎、竹雄は風邪をひく予兆かも…とすぐに峰屋に戻すのでした。

 

峰屋に戻った万太郎は部屋に閉じこもり名教館にはいかないと言います。天岩戸状態となった万太郎にタキは声を掛けます。
お前は体が弱くても心まで弱くなったらいけない、殿さまがせっかく声を掛けてくれたのだ、名教館にいかないなら飯抜きだとけんもほろろでした。

タキとしては女手ひとつで峰屋という暖簾を守ってきたのですから、気張るしかありませんでした。

タキが縁側を歩いていると綾(高橋真綾)が当主しかみれないという酒造りの工程を描いた本に目を通しているのが見えました。
「どうやってお酒を造っているのか知りたかった、あの一瞬酒蔵にはいって自分の中で何かが変わった、何かが生きてる気がした」
という綾、しかしタキはおなごは一歩たりとも蔵に入ってはいけない、おなごは穢れていると、今では男尊女卑も甚だしい言葉を言い押さえつけてしまいます。
とはいえ、家業に目が向くことはいいことだ、酒の出来が気になる、周りも活気づく、万太郎は生きているだけでいいと思って育てていた。万太郎には支えが必要だと。綾にその役を頼んでくるのです。
いつか嫁に出ても万太郎を気にかけてくれるか?との問いに当たり前です、私は万太郎の姉ですき、頷く綾は凛として誇り高い表情をみせるのでした。

夜半、寒さとおなかをすかして震えている万太郎の元に綾がこっそり握り飯を持ってきました。姉の心遣いに笑顔を向ける万太郎に綾は言います。
「万太郎はそのうち自分より大きくなって声も低くなる、峰屋を今より大きくできる、私はいつか嫁にいく。どっかしらん家に行って旦那様に尽くす、知らん家に行くよりここにおれればええんやけど。おなごは穢れてるから酒蔵にもはいれへん」

「おればええ。ねえちゃんはどこも穢れてない!わしの大事な姉さまじゃ。したければ酒造りしたらええき!わしが入れてねえちゃんが入れないのはおかしい」

万太郎が力強くいうと昔からの決まりだからと綾は切なそうにするのです。
そこでふと万太郎は気づきます。あの下男の男が今こそ変わる時だ!!といった言葉を。女が穢れているなんてセリフで片付けられてしまう世の中ではいけないのです。

翌日万太郎は一人で名教館に歩いていきます。学ばねばならないと気づいたのでした。

前回:らんまん第6話「学問所でのいじめ」

次回:らんまん第8話「蘭光の教え」

らんまん第7話ネットの反応「綾ちゃんいい子過ぎ」

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お姉ちゃんが万太郎を羨むとか妬むとかの展開にならなくて良かった
お姉ちゃんよく出来た子だよ🥲
#らんまん #朝ドラらんまん
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酒作りにこんなに興味あってもいつかは嫁に出る。。切ないね綾 #らんまん
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女性が杜氏さんになれるようになったのいつからなんだろう…
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おばあちゃんが、綾ちゃんを頭ごなしに叱らず、家業を気にかけることを良しとするの良いな。
#らんまん
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#朝ドラらんまん #らんまん
昔ほ男だけではプリクラに入れなかったり
女は平気で男物の下着や服コーナーにズケズケ入るが男が女物のコーナーにいたら変な目で見るしな
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祖母ちゃんも死期が近付いてるの自覚してるんだな
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#らんまん 万太郎を打ち据える武士階級の子らは確かに良くないんだけど単なる悪者として描いてるんじゃなく 寺脇康文に「あの子らも時代が変わるのを分かってる」と言わせてるのがよかった
世界が単純化されてない

「あれ、のちのち仲良しになる」と…

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頻繁に水撒いてたのは虹を見るためだったのかな寺脇さん

今回は綾ちゃんがいい子過ぎて気の毒であるという反応が多かったですね。

らんまん第2週あらすじまとめはこちら

らんまん第7話ネタバレ感想考察「万太郎と綾の変化とおばあちゃんの死期」

その後今回、武家の子どもたちに凹られて、その後、下男風な男の話を聞いて万太郎は、生まれた時から峰屋当主であるという決められたレールの違和感にようやく気付いてきました。
と同時に、名教館での男の話を聞いていない綾は、おなごは穢れているだから入れないという言葉の中で自分なりの立ち位置を見出そうとしている姿がもどかしくいじらしいですね。
綾は万太郎を助けるという立場をとることにしました。嫁がなくていいという万太郎を誰かと支えるのでしょうか。
先週、万太郎を探すためにやむを得なく酒蔵に入った綾はかんざしを落としていて、それを拾った蔵人の少年幸吉はいまだに綾にかんざしを返していません。
万太郎は植物学者の道を歩むので、峰屋は幸吉と綾で守るのでしょうか。竹雄とそれらしいシーンもありませんし綾の将来も気になりますね。

あと気になっているのはおばあちゃんの言葉です。将来を言い含めるように綾に語る姿は死期の近さを感じさせるものがありました。とすると分家も出張ってくるでしょうし、まだまだ峰屋は騒動が起こりそうです。

次回:らんまん第8話はこちら

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