らんまん第120話ネタバレ感想「綾の夢が叶うとき」

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前回、相島(森岡龍)が引き合わせた相手は、万太郎(神木隆之介)の若き日に夢の後押しをした男・早川逸馬(宮野真守)でした。まさかの縁と再会に涙する万太郎、今の在り方に迷う彼に対しやはり道を示すのは逸馬なのでした。

らんまん第120話ネタバレ感想「綾の夢が叶うとき」

前回、相島(森岡龍)から神戸の資産家に鉄道の出資を求めるため代理人をもてなしたいとの依頼を受けた寿恵子(浜辺美波)。代理人が土佐の人間ということで様々な趣向を施し歓待しました。「あなたが人生で一つだけ選ぶものは何か?」という問いに「自分の夫なら迷わず植物という」と答えた寿恵子、その言葉に代理人・早川逸馬(宮野真守)は反応します。そして寿恵子の夫が槙野万太郎であると知るとその足で会いに行くのです。
夜に訪れた思いがけない再会に万太郎(神木隆之介)は人目もはばからず涙し互いに再会を喜びました。そして万太郎は今の自分の在り方に悩んでいることを告げます。大学の助手の肩書に縛られて、合祀されていく神社の境内の植物や生態系を守れないことを憂いていたのです。
そんな万太郎に逸馬は「身分は大事か?わしは信用したがじゃ。たとえおまんがだれじゃち、その眼だけで十分じゃったき」
と答え、若いころ何ら変わりなくまっすぐな目を向けてくるのでした。

徹は伯父の養子となり莫大な資産を受け取っていました。伯父は日本が海外に劣らぬ文明国となることを願い尽力してきた、伯父の意思を継ぐ義務があるというのです。出版のみならず、標本を補完するのに必要な博物館も断てるという徹、さすがにそこまではと躊躇する槙野夫妻に、海外にはたくさんの博物館があり国外の出るのを防いでいる、私も植物の標本の散逸を防ぎたいのですと続けます。
願ってもないことですが槙野夫妻にとってはあまりの事でした。即決できない相手に徹は、人の一生は限りがある憂いのないうちに叔父の意思を形にしておきたいのです、と押します。
寿恵子が「憂い」という言葉に反応すると、徹は戦争に志願するというのです。資産家ならば一定の金額を払えば一年の兵役で済むが叔父が遺したお金をそのようなことに使いたくない、そこまで言い切るのです。
彼のおじというひともまた、植物を愛して育てていたといいます。徹も花咲く庭を皆が楽しむそんな世が望みだ、先生の協力することは自分の生きた証にもなるのだと、土下座までするのでした。
万太郎はどうか生きた証などと言わないでほしい、あなたが帰ってくるのを待ちます。貴方が戻られるまで図鑑を纏めておくから生きててかえってほしいと言い寿恵子と頭を下げました。
逸馬は「先のある約束というのはいいものだ!」と笑い徹は目頭を熱くするのでした。

それから、万太郎はますます研究に力を注ぎました。千歳(遠藤さくら)はすっかり虎鉄(濱田龍臣)を顎で使い、男手もすっかり大きくなっていく槙野家です。植物バカの親父が朝ご飯の席に送れるのもいつもの事、誰も咎めず笑いあう家庭でした。
次の植物旅行の先は熊野、徳永教授(田中哲司)の忠告を無視した形でしたが彼は止まりませんでした。
一方、綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)と藤丸(前原瑞樹)も沼津に旅立とうとしていました。とうとう資金をためた二人、夫妻は沼津の酒蔵を買い取り、藤丸を伴って新たに酒蔵を始めることになったのです。二人の門出を祝いつつも波多野(前原滉)は竹雄の作る蕎麦がなくなったら僕はどうやって生きていけばいいんだとしょんぼりしています。
藤丸が「波多野、お別れだな。俺が遠くに行って平気か?」と笑うと、声を震わせた波多野が「そっちこそ、僕がいなくて文献読めるの?どうせすぐに助けて波多野~って呼びつけるんでしょ」と返します。
「呼びつけるけど、頑張るよ。自分で考えて試し続ける。波多野がそうしてきたみたいに」藤丸もまた声を震わせるのです。
波多野はうさぎの絵が描かれている手ぬぐいを餞別にわたしました。それは波多野があつらえたものでした。
「下手だなぁ。語学の天才なのに、農科大学の教授なのにさ。下手だなぁ」
藤丸は大事そうに手ぬぐいを握りしめ、波多野は何も言わず肩を抱くのでした。二人の長年の友情がそうさせたのです。

そして竹雄と綾、万太郎と寿恵子夫妻も別れを惜しみます。かつて万太郎が東京行きを決めた時のように三人で指切りをします。そこに寿恵子も手を添えます。今日選んだ道を後悔しないというあの約束です。
寿恵子はお姉さんの酒で酔っぱらうのが今から楽しみだというと、綾は寿恵子がお酒を飲むときの幸せそうな顔を知ってるよと笑うのです。
万太郎も下戸を克服しないとと言いましたが、お前肌目るだけにしておけと竹雄に窘められてしまうのです。

竹雄は改めて万太郎の十徳長屋を訪れました。もう足の踏み場もない万太郎の書斎に相変わらずだと笑います。
万太郎は和歌山の神社で手に入れた「ツチトリモチ」を見せます。珍しいものだと竹雄は驚き、そしてこれが合祀によって神社が荒らされ消えてゆくのだと知りさらに目を見開きました。ツチトリモチは木に寄生して生きるので、木を切れたらこの子も死んでしまうのだという万太郎、彼は神社の植物を書き留め、大学に提出するというのです。
竹雄は神社の合祀令は国の号令、それを国営の大学に報告したら進退が危うくなると懸念しますが万太郎はもう決意していました。
「勝手に大学に押しかけて、通わせてくださいといって、今度は勝手に出ていくがか。ワガママがすぎるじゃろ。天下の東京帝国大学相手に」
竹雄はいくつになってもこどもっぽいとあきれ顔です。それでも金色の道を歩むのだろうと彼は理解しています。それでも優しい男だとそんな若だから愛したのだと。ここにあるすべてが証じゃと万感の思いを口にするのでした。

前回:らんまん第119話「恩人との邂逅」
次回:らんまん第121話「神様のお膝元」

らんまん第120話ネットの反応「薄い本ネタ大盤振る舞い」

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らんまん第120話ネタバレ感想考察「本当にBLだった…」

今回は、永守徹の支援の話と、綾と竹雄夫妻が藤丸を伴って沼津に旅立つという大筋でしたね。
軍に志願する前に叔父の資産を有効に使いたいという徹を待つという万太郎の漢気、そして旅立つ友にお手製の手ぬぐいをあつらえて渡す波多野のやさしさ、そして長年の友である万太郎を愛したという竹雄の言葉。全部BLじゃないんですが、BLっぽい雰囲気にも見えて視聴者のお姉さま方が動揺するツイートが散逸しかなり面白かったです。感動的シーンの連続のはずなのに。
しかしこれが、ああもう終わりか…と思えてしまう別れ、波多野も藤丸も、万太郎も寿恵子も、みんな白髪交じりになってきました。
あれほど固執した東大ももう去ろうとしています。終わりが近づいてきていることを感じさせる回でした。

次回:らんまん第121話「神様のお膝元」

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